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日本への海外旅行客、ベトナム人の購買力はトップクラス
<写真:laodong.vn>
日本政府観光局(JNTO)の調査によると、7月から9月にかけて日本を訪れたベトナム人旅行者の平均消費額は20万2000円に達し、前年同期比で4.3%増加した。
この数値は日本政府が目標とする20万円を上回り、特に買い物に関する消費額では世界第5位にランクインしている。
JNTOベトナム事務所の松本代表によると、ベトナム人旅行者は日本製品への信頼感が高く、家電、衣類、時計、健康食品など幅広い商品を購入する傾向がある。
ベトナム人旅行者の滞在期間は平均6〜7日で、初訪問者が多いため、東京から大阪に至るゴールデンルートが特に人気を集めている。
2024年は北海道や白川郷を訪れるツアーも注目を集め始めた。
旅行業界関係者によれば、6日間5泊のゴールデンルートツアーの料金は約35万円と手頃であり、プロモーション時には約33万5000円に抑えられるため、幅広い層に支持されているという。
JNTOの調査では、ベトナム人旅行者が日本文化、グルメ、ショッピングを求めて訪日する傾向が強いことが示されている。
訪日客のピークは桜が咲く3〜4月と紅葉が美しい10〜11月であり、四季折々の景色を楽しむことが主な目的とされている。
1月から10月までにベトナムから日本を訪れた旅行者数は約53万人で、2019年同期比で26%、前年比で8%の増加を記録した。
ベトナムは日本にとって重要な訪日市場であり、JNTOは2024年末までに60万人を超えるベトナム人旅行者の受け入れを目標としている。
この成長が続けば、訪日ベトナム人旅行者数は過去最高を更新する見通しである。
しかし、最近の台風ヤギの影響で、訪日を含む海外旅行需要が一時的に20〜30%減少しており、特にクアンニン省やハイフォン市など、ベトナム北部で海外旅行が旺盛な地域からの旅行者数が減少したという。
日本は引き続きベトナム人にとって人気の高い旅行先であり、ビザ手続きの煩雑さが課題であるが、多くの旅行者を引き付けている。
2025年には地方体験や多様な魅力をさらにアピールすることで、東京や京都、富士山に限らない新たな日本の魅力を発信する計画が進められているという。
今後もベトナム市場からの訪日需要は高い水準を維持すると予想される。
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