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ビンズオン省のFDI誘致、ハノイ超えで全国第2位に浮上
<写真:znews.vn>
11月末時点でビンズオン省は累計約424億ドル(約6兆4392億8800万円)の海外直接投資(FDI)を誘致し、ハノイ市を超えて全国第2位の地位を獲得した。
計画投資省の統計によれば、同期間におけるFDI誘致額でトップを維持したのはホーチミン市で、累計額は約584億ドル(約8兆8728億800万円)に達している。
これは全国FDIの約11.8%を占め、前月比1億2700万ドル(約192億8749万円)の増加となった。
一方、ビンズオン省は累計FDI誘致額でハノイ市の約422億ドル(約6兆4098億1400万円)を抜き、全国の8.5%を占める規模に成長した。
ビンズオン省は年間目標を上回る18億ドル(約2733億6600万円)以上のFDIを11か月で獲得しており、新規プロジェクトが184件、増資プロジェクトが149件、資本参加や株式購入が121件記録された。
ビンズオン省には現在29の工業団地があり、その稼働率は93%以上に達している。
特に注目されるプロジェクトとして、デンマークのレゴが13億ドル(約1953億7385万円)を投資する工場建設や、BWインダストリアルによる総額2億3700万ドル(約357億7715万円)の工業不動産プロジェクトが挙げられる。
ビンズオン省計画投資局のグエン・チョン・ニャン局長は、こうした成果について「行政手続きの改革、効率的な投資促進活動、地域計画に適した選択的な投資誘致が寄与している」とコメントした。
ビンズオン省は量より質を重視し、再生可能エネルギーや半導体、グリーン経済の発展を支える分野を優先的に誘致している。
また、情報技術産業の育成にも注力しており、電子機器や半導体、IoT、AI、サイバーセキュリティといった先端技術分野への投資を誘致し、周辺のドンナイ省やバリア=ブンタウ省との連携を強化している。
さらに、重要な公共投資プロジェクトを推進することで地域経済の活性化を図るほか、中小企業支援プログラムの実施や新市場開拓の促進、企業の資金調達支援などを通じて持続可能な経済成長を目指しているという。
計画投資省によると、FDIはインフラが整備され、労働力が安定している地域に集中する傾向がある。
ビンズオン省の成功はこのような条件を満たし、かつ効果的な投資政策を実施した結果であり、今後も同省の取り組みが全国的なFDI誘致のモデルケースとして注目される。
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