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少女をラオスに人身売買、中国人客に売春を斡旋
<写真:dantri.com.vn>
ベトナム公安省はハノイ市や複数の地域で未成年女性を人身売買し、ラオスで性的搾取を行っていた犯罪組織を摘発したことを発表した。
この事件ではファン・ティ・グエット・マイ容疑者(33)とルオン・ヴァン・ズン容疑者(35)が16歳未満の人身売買容疑で起訴・拘留されている。
2021年末にマイ容疑者はズン容疑者と知り合い、フンイエン省で共に暮らし始めた。
ズン容疑者はカラオケ店で5~6人の女性従業員を管理しており、マイ容疑者は従業員の募集を担当していた。
2023年初頭にマイ容疑者はラオスでの売春斡旋の可能性を示唆し、ズン容疑者と共謀して女性を募集してラオスに送り出す計画を立てた。
同年3月に2人はフーイエン省在住の15歳の少女D.T.Tをカラオケ店で働かせる名目でフンイエン省に連れてきた。
その後、マイ容疑者は少女をラオスでの仕事に誘い、3月25日にもう1人の18歳の女性と共にディエンビエン省を経由してラオスに送り出した。
少女たちはラオス北部のルアンナムター県ボテン経済特区で「チャン・タウ」と名乗る女性に引き渡され、毎晩18時から翌朝まで中国人客を対象とした売春を強制されていたという。
約2週間後に15歳のTが逃亡し、ベトナム当局に助けを求めた。
ベトナム公安省は長期にわたる調査の結果、2024年9月11日に摘発を実施し、捜査チームは複数箇所の捜索でカラオケ店で搾取されていた5人の女性を救出した。
また、マイ容疑者とズン容疑者がさらに多くの女性をラオスに送り出し、中国人客を対象とした売春を行っていたことが判明している。
その後、ラオス警察との連携によって11月10日にチャン・タウ容疑者をラオスで拘束し、ベトナムに移送した。救出された13人の被害者と共に捜査が進められている。
ベトナム公安省は引き続きラオス当局や国際機関との連携を強化し、被害者の保護と犯罪組織の壊滅に向けた取り組みを進める方針である。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。