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ホーチミンの貯水槽から大腸菌、品質基準未達が判明
<写真:nld.com.vn>
ホーチミン市内の一部集合住宅で使用される貯水槽において、生活用水の品質基準を満たさない事例が明らかとなった。
残留塩素や総大腸菌群、E.coliなどの重要な指標が基準値を下回っており、住民の健康に悪影響を及ぼす可能性が懸念されている。
これを受けて、ホーチミン市当局は迅速な対応を指示し、生活用水の安全確保に向けた具体策を講じる方針を示した。
ホーチミン市人民委員会は、同市内集合住宅での生活用水の品質管理を強化するための指導文書を発出している。
ホーチミン市保健局が2024年に実施した監査では、同市内各区・郡およびトゥードゥック市の複数の貯水槽で品質基準未達が確認された。
これを受け、ホーチミン市人民委員会は関連部門に対し、住民の健康を守るための対策を一層強化するように求めた。
ホーチミン市保健局は生活用水の監視体制を強化するとともに、同市建設局、サイゴン水道公社(SAWACO)、サイゴン水インフラ株式会社などの関連企業と連携して安全な水の供給を確保する方針である。
これらの企業には、住民に安全な水道水の利用を促す広報活動を実施し、地下水や基準を満たさない水源の利用を抑制するように要請した。
また、各区・郡およびトゥードゥック市には、貯水槽の定期洗浄や点検を行うための計画や年間予算案の作成、監査体制の整備を義務付けた。
集合住宅の貯水槽管理においては、管理組合や管理委員会に対し、洗浄プロセスや定期点検を確実に実施するように指導が行われる。
管理組合が存在しない集合住宅では、住民組織が責任を持つ体制を整えるように求められている。
これらの取り組みにより、貯水槽内の水質悪化を防ぎ、住民が安全で清潔な生活用水を使用可能な環境の実現を目指す。
さらに、ホーチミン市当局は水道水の供給および利用において法令を遵守しない事例を厳格に取り締まる方針を明確にしている。
不適切な管理や基準違反に対しては、徹底した監査と処分を行うことで、住民の健康を脅かすリスクを最小限に抑える取り組みを進める。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。