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日給40万ドンのレンガ職人、飲酒運転の高額罰金に悲鳴
<写真:tintuc.net>
トゥードゥック市警察交通秩序課は15日夜、飲酒運転の取り締まりを目的としてタムビン街区人民委員会周辺で検問を実施した。
この取り締まりでは交通違反者の摘発が強化され、特に酒気帯び運転者に対する厳しい処罰が行われた。
21時30分頃、ゴーズア高架橋を走行していたバイク運転手H.V.T氏(43)が不安定な運転をしていたため、警察は停車を指示した。
呼気検査の結果、血中アルコール濃度が0.255mg/lであることが判明し、T氏は道路交通法違反と認定された。
この違反に対し、450万ドン(約2万7450円)の罰金と16~18か月の運転免許停止処分が科される見通しである。
T氏は日雇い労働者として日給40万ドン(約2440円)で生計を立てており、仕事の後に顧客の家主から勧められてビールを飲んだと説明した。
T氏は「たった2缶しか飲んでいないのに、帰宅途中で警察に捕まった」と不満を漏らしていた。
また「妻に知られると怒られるので、友人にバイクを貸したと嘘をつき、罰金は雇い主に立て替えてもらう」と語った。
さらに「今後は飲酒後に運転しないよう気を付ける」と反省の意を示した。
同じ夜、21時10分頃には、バイク運転手N.T.A氏(36)が飲酒運転で検挙された。
呼気検査の結果、血中アルコール濃度は0.675mg/lであり、600万~800万ドン(約3万6600〜4万8800円)の罰金および22~24か月の運転免許停止処分が科される見通しとなっている。
A氏は知人を通じて警察に働きかけようと試みたが、警察は毅然とした態度で対応し、違反切符を発行した。
その後、A氏は妻に連絡して必要書類を持参させ、違反処分を受け入れた。
さらに、20時30分頃にはカーヴァンカン通りでH.K.B氏(42)が停車を命じられた。
B氏の呼気中アルコール濃度は0.639mg/lで、A氏と同様の処罰が科される見通しである。
B氏は当初、警察の取り締まりに非協力的で、1時間以上にわたって抗議を続けたが、最終的には違反切符に署名した。
トゥードゥック市警察は一夜の取り締まりで数十件の飲酒運転違反を摘発したという。
ベトナムでは交通事故の主因となる飲酒運転を撲滅するため、今後も警察による取り締まりが一層強化される見通しである。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。