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NAPASカード、新モバイル決済サービスを発表
<写真:congly.vn>
NAPAS(ベトナム国内決済ネットワーク運営機関)は24日、新たなモバイル決済サービスである「Tap & Pay」を正式に開始した。
このサービスはNAPASカードを銀行のモバイルバンキングアプリ上でデジタル化し、スマートフォンを活用して迅速かつ安全な決済を実現するものである。
ベトナム情報通信省のデータによれば、2023年時点で国内成人の73.5%がスマートフォンを利用しており、この数は2026年には約6700万人に達する見込みである。
スマートフォン普及率でASEAN地域内第2位となるベトナムでは、デジタル決済の需要が高まっている。
このような背景の中、NAPASは利便性と安全性を兼ね備えた最新の決済技術を積極的に採用し、Tap & Payを提供するに至った。
Tap & Payの利用手続きは非常にシンプルで、NAPASカード発行銀行のモバイルバンキングアプリにカードを登録し、スマートフォンを決済端末にタッチするだけで数秒以内に取引が完了する。
NAPASのグエン・クアン・ミンCEOによると、このサービスは非接触型ICカード技術とデジタル化基盤を活用したものであり、ユーザーに便利かつ安全な決済体験を提供するとともに、NAPASカード利用者の支払い習慣を促進する。
現在、Tap & PayはNam A Bankとの提携で展開されているが、NAPASは他の加盟機関への拡大を計画している。
これにより、国内約90万カ所のNAPASカード対応決済ポイントでの利用が可能になる見通しである。
また、NAPASは2023年にTap to Phoneという別のサービスも発表しており、このサービスではスマートフォンやタブレットをPOS端末として活用する技術を採用し、非接触型カード決済を促進することでキャッシュレス社会の形成を後押ししている。
NAPASカードは国内の銀行や金融機関が発行するデビットカード、プリペイドカード、クレジットカード、またはその複合型カードであり、先進的なチップ技術によるセキュリティ強化が図られている。
また、NAPASカードは国内利用だけではなく、韓国、タイ、ラオスなどの加盟ネットワークを通じて国際決済やATMでの現金引き出しも可能である。
Tap & Payの登場により、ベトナム国内のデジタル決済のさらなる普及とキャッシュレス化の推進が期待されている。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。