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ベトナムの後払い決済市場、ロッテグループが参入
<写真:vietnambiz.vn>
韓国のロッテグループがベトナム市場で「後払い決済(BNPL: Buy Now, Pay Later)」サービスの提供を開始する。
9月27日にロッテグループは「ロッテ C&F」ブランドのBNPLサービスを正式に発表し、同時にロッテマートとの戦略的提携を公表した。
同グループはベトナムにおける後払い決済市場の発展に寄与することを目指している。
ロッテC&Fは、韓国のロッテ・キャピタルと日本のロッテ・フィナンシャルというグループの主要金融子会社から強力な支援を受け、ロッテマートの全国展開するスーパーに迅速にサービスを統合する予定である。
これにより、ベトナムで急速に拡大している後払い決済市場の潜在力を最大限に活用することを目指すという。
近年、ベトナムを含む世界中で後払い決済が急速に普及しており、専門家の見解によれば、今後数年間でBNPLは消費者向けオンライン融資の最も成長する分野となると予測されている。
Research and Marketsの報告によると、ベトナムのBNPL市場は2022年から2028年にかけて年平均成長率(CAGR)45.2%で成長すると予測されており、2021年の4億9600万ドル(約707億5740万円)から2028年には47億ドル(約6704億5500万円)を超える規模に達する見込みである。
この成長を支える要因として、急成長している電子商取引と消費者のオンライン購買習慣が挙げられる。
ロッテマートの代表者は「ベトナムでは2019年に初めてBNPLが導入されたが、短期間で年平均32%の成長を遂げた」と述べ、BNPLが今後小売店や電子商取引プラットフォームで主要な決済手段となるとの見通しを示した。
さらに「ロッテC&Fと提携することで、シームレスで現代的な購買体験を顧客に提供し、両社がベトナムの多くの企業との連携を深める機会を得ることが可能である」と強調している。
また、ロッテC&Fベトナムはロッテの技術力と堅固な金融基盤を活かし、ベトナムの消費者に信頼されるパートナーとなるとして、BNPL市場のさらなる発展に寄与する意欲を示した。
ロッテC&Fはロッテマートと協力し、月間約1万人の顧客にサービスを提供する計画を明らかにし、利便性の高い決済手段の普及を目指している。
ロッテC&Fは今後、ロッテグループのグローバルエコシステムと強力なパートナーシップの支援を受け、ベトナム国内の様々なブランドとの提携を拡大し、消費者に革新的かつ便利な購買体験を提供する計画である。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。