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ベトナムの観光トレンドの変化、25年は国内観光が主流

2025年01月06日(月)07時00分 公開
ベトナムの観光トレンドの変化、25年は国内観光が主流

<写真:nhandan.vn>

 

アジア太平洋地域(APAC)の旅行動向に関する最新報告によると、2025年は国内観光が観光業界の復興を牽引する重要な年となる見込みである。

 

ベトナムでもこの動きが顕著であり、調査では49%のベトナム人が国内旅行を優先し、31%が海外旅行を希望しているという結果が示された。

 

ベトナムにおける国内観光の注目度は世界的なトレンドと一致している。

 

旅行プラットフォームTravelokaの調査では、タイ、インドネシア、日本などAPAC地域の国々で70%近くの人々が国内旅行を支持している一方、ベトナムではその割合がやや低い。

 

しかしながら、海外旅行の選択肢が減少していることを背景に、国内観光が再び注目されているのは明らかである。

 

旅行先の選択においては、価格と快適性が重要な要素として浮上している。

 

APAC地域全体では「価格」が観光地選びの最も重要な基準となっており、ベトナムでも37%の人々が価格を重視している。

 

一方で、韓国、インド、ベトナムでは「宿泊施設の快適性や利便性」を重視する傾向が目立つ。

 

これにより、観光業界には価格競争力だけではなく、サービスの質向上が求められている。

 

支払い方法や情報収集の手段にも変化が見られる。ベトナムでは依然として58%の人々が現金払いを選好しているが、電子決済アプリやクレジットカードの利用が増加傾向にある。

 

また、旅行先を選ぶ際、53%がソーシャルメディアを情報源として利用し、40%が家族や友人の提案を参考にするなど、デジタル情報と人的ネットワークが大きな役割を果たしている。

 

さらに、持続可能な観光への関心が急速に高まっている。ベトナムでは89%の旅行者が環境に配慮した旅行体験を希望しており、この割合は地域平均の80%を大きく上回る。

 

観光業者にとって、環境に優しいサービスの提供は競争力を高める重要な要素となっており、業界全体が持続可能性を重視する方向へと進行している。

 

Travelokaの会長シーザー・インドラ氏は「APAC市場の多様性に対応するには、地域ごとの特性を理解し、それに応じた創造的な戦略が必要である」と述べるとともに「成功の鍵は需要を正確に捉え、持続可能な形でそれを満たすことにある」と強調した。

 

2025年に向けて、ベトナムの観光産業は国内旅行の活性化を目指しつつ、持続可能性を中心に据えた観光サービスの革新に取り組むことが期待されている。

 

 

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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。


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