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欧州企業のビジネス信頼指数、過去2年間で最高水準

2025年01月13日(本日)07時00分 公開
欧州企業のビジネス信頼指数、過去2年間で最高水準

<写真:vneconomy.vn>

 

ベトナム国内で事業を展開する欧州企業の間で、同国の経済見通しに対する信頼感が高まっている。

 

2025年第1四半期には、56%の企業がベトナムのマクロ経済の改善を予測し、42%が現時点での事業環境を好意的に評価している。

 

1月8日に欧州企業連合(EuroCham)ベトナム支部が発表した「ビジネス信頼指数(BCI)」の調査結果によると、2024年第4四半期の指数は61.8と、過去2年間で最高値を記録した。

 

これは2023年第4四半期の46.3から急上昇しており、欧州企業がベトナム経済の回復力と投資環境の改善を高く評価していることを示している。

 

今回の指数の上昇は、ベトナムがグローバルな経済変動に直面しながらも示した驚異的な回復力を裏付けるものである。

 

同時にベトナムが地域における貿易と投資のハブとしての地位を確立しつつあることを強調している。

 

過去2年間、BCI指数は中立的な水準である50前後で推移していたが、2024年第4四半期に大きく跳ね上がり、2022年以来の最高値を記録した。

 

調査対象の企業の47%が「次の四半期にはさらに事業環境が好転する」と期待を寄せており、マクロ経済の改善を見込む企業も全体の56%に達している。

 

EuroChamベトナムの会長であるブルーノ・ジャスパート氏は、こうした動向について「GDPの持続的な成長はベトナムが東南アジアの貿易・投資における重要な存在であることを改めて示している」と述べた。

 

今回の調査ではベトナムの経済改革と「デジタルトランスフォーメーション(DX)」および「グリーントランスフォーメーション(GX)」の進展が、欧州企業の好意的な評価を支えていることが示された。

 

特にこれらの分野に注力する企業は、前年比40%の収益増を報告するなど、顕著な成長を遂げている。

 

また、ベトナム政府の持続可能性に関する政策と、国際的な環境基準が事業戦略の重要な要素として浮上していることも明らかとなった。

 

2024年に発生した台風ヤギは、ベトナム北部26省に大きな被害をもたらし、国民生活やGDPに深刻な影響を与えた。

 

しかし、調査によると、災害発生後3カ月以内に36%の企業が完全に回復し、70%の企業は業務に重大な影響を受けなかったと報告している。

 

これにより、多くの企業がリスク管理能力の高さを証明した。

 

調査では75%の企業がベトナムを「投資に最適な国」として推奨しており、欧州企業にとって戦略的拠点としての地位を強化していることが示された。

 

加えて、調査対象企業の約4分の1が、現地の工場やサービスプロバイダーとの協力を検討しているほか、21%以上がベトナムでの事業拡大を計画しているという。

 

さらに、約30%の企業がベトナムへの輸出入拡大や生産拠点の移転を計画しており、これは国際的なサプライチェーンの変化に対応する動きとも一致している。

 

ブルーノ会長は「ベトナムの貿易および経済政策の安定性が、グローバルな課題に直面する中でも欧州企業に新たな機会を創出している」と強調し、特にテクノロジー、製造、観光、再生可能エネルギーの分野が注目されていると述べた。

 

ベトナムが今後も持続可能な発展と経済成長を続け、欧州企業にとって魅力的な投資先であり続けるか、引き続き注目される。

 

 

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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。


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