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食品安全違反が3倍に急増、副首相が罰則強化を提言
<写真:baotainguyenmoitruong.vn>
食品安全に関する違反が急増している状況を受け、政府は取り締まりと罰則の強化を進める方針を示した。
1月9日にレー・タイン・ロン副首相は中央食品安全合同委員会の年次会議を主宰し、2024年の総括と2025年の計画について議論を行った。
食品安全違反は深刻な増加を見せており、保健省の報告によれば、2024年には全国35万4820の施設が検査を受けた。
そのうち、6.22%にあたる2万2073施設が食品安全基準に違反していることが明らかになった。
違反施設の数は2023年と比較して約2.9倍に増加し、罰金総額も1.69倍に拡大している。
また、警察当局は62件を立件し、被告人数が前年比で185%以上増加した。これらの数字は食品安全の現状が一層深刻化していることを示している。
現状の課題として、保健省は法律の整備が進む一方で、監査や検査が現場の実態に追いついていない点を指摘している。
特に電子商取引の普及が進む中で商品源の追跡や品質管理が困難となっており、デジタルデータベースの構築やリスクの高い食品を対象とした監査の強化が求められているという。
また、市民の食品安全に関する意識改革も重要とされており、ドー・スアン・トゥエン副保健相は罰則強化の必要性を強調している。
レー・タイン・ロン副首相は食品安全違反の増加に対し、予防措置の徹底と違反者への厳罰適用が不可欠であると強調した。
食品安全法および政令15号の改正を進める方針を示している。
また、デジタル化やデータ連携による効率的な管理体制の構築を指示し、各省庁に対しては組織の効率化と食品安全確保のための継続的な取り組みを要請した。
政府は食品安全に対する取り組みを強化し、国民の健康と安全を守ることを最優先としている。この方針に基づき、さらなる法整備や監視体制の強化が期待されている。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。