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好調なイオンモールベトナム、売上は前年同期比で13.7%増
<写真:nguoiquansat.vn>
イオンモールはベトナムを日本に次ぐ最重要市場と位置付け、成長戦略を加速させており、2024年3月から11月までの業績報告によると、ベトナム市場での売上高は125億円に達し、前年同期比で13.7%の増加を記録した。
ベトナム市場がイオンモール全体に占める割合は、売上高全体で3.7%、海外市場に限定すると16.2%を占めており、利益貢献度では43.5%に達する。
これは、日本および中国に次ぐ第3位の規模である。同期間中に日本市場の売上は303億円で17.2%増加したが、中国市場は43億円で20.1%の減少を見せた。
イオンモールは2014年、ホーチミン市に初のショッピングモールを開設して以来、ハノイ市、ホーチミン市、ハイフォン市、フエ市、ビンズオン省の各都市で計7つのモールを展開している。
これらのモールの総賃貸面積は46万2000㎡に達し、2024年11月にはカントー市ビントゥイ区ロンホア街区に8万5000㎡の敷地を使用した新モールの建設が市当局に承認された。
12月にはクアンニン省ハロン市バイチャイ街区でイオンモール・ハロンの建設が開始され、総投資額は2億1400万ドル(約337億4866万円)に上る。
これにより約2500人の雇用創出が見込まれている。
また、イオンモールはモール外の展開も進めており、ハノイ市カウザイ区スアントゥイ通りには初の総合百貨店とスーパーマーケット(GMS)を開設した。
同社は今後3年間でさらに店舗網を拡大する計画を掲げており、特にハノイ市での大規模スーパーマーケット用地の確保に注力している。
ベトナム政府もこうした投資拡大を歓迎しており、国会議長のチャン・タイン・マン氏はイオンモールを含む外国企業に必要な支援を提供すると明言している。
これに対し、イオンモールの大野惠司社長は、地方都市へのさらなる投資拡大に向けた協力を要請した。
ベトナム市場での好調な業績と積極的な拡大戦略により、イオンモールは同国の小売業界での地位を一層強固にしている。
同時に、経済発展や雇用創出への貢献が企業としての評価を高める要因となっている。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。