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ハノイのマンション価格、過去最大の上昇を記録
＜写真：nguoiquansat.vn＞
2024年にハノイ市の新築マンション市場は大きな変化を見せ、供給戸数と価格の両面で過去8年間で最大の成長を遂げた。
新築マンションの初回販売価格は前年同期比36%増となり、平均価格は7200万ドン/m²（約44万6400円）に達した。これによりハノイ市の不動産市場は新たな局面を迎えている。
2024年には約3万8000戸の新規供給が確認され、前年比で約3倍の増加となった。一方、ホーチミン市では新規供給が大幅に減少し、5050戸という2013年以来最低の水準にとどまった。
しかし、第4四半期にはホーチミン市の供給が急増し、第3四半期比26倍となった点は注目に値する。
価格上昇の要因として、高級物件の供給増加が挙げられる。
ハノイ市ナムトゥーリエム区やザーラム郡などの大規模都市開発プロジェクトにおいて、法的要件を満たした高品質な物件が供給され、これらの物件は初回販売価格が上昇する中でも高い販売速度を維持している。
また、中心地から離れたドンアイン区やフンイエン省ヴァンザン地区での高級マンション供給の増加も都市圏の発展を後押ししている。
ホーチミン市ではマンション価格が前年比24%増加し、平均7600万ドン/m²（約47万1200円）に達した。
ホーチミン市の新築供給の70%以上が高級から超高級物件に集中しており、特にトゥーティエム街区では価格が1m²あたり4億9000万ドン（約303万8000円）に達した事例も見られた。
今後の見通しとして、2025年にはハノイ市の新築マンション供給が3万1000戸を超えると予測されており、供給の中心は高級物件や超高級物件になると見込まれている。
供給エリアも南部や東部、西部といった新たな地域へ拡大すると予想され、価格の安定的な上昇が続く見込みである。
2024年の新規プロジェクトでは、初回販売価格が高水準であるにもかかわらず、平均70%の吸収率を記録した。
分割払いの期間延長などの販売優遇策が導入され、購入者への支援が強化されている。また、一部の高級プロジェクトでは販売初日でほぼ完売するなど、投資家層の関心の高さがうかがえる。
中古市場でもハノイ市では平均4800万ドン/m²（約29万7600円）と前年比26%の上昇を記録した。ホーチミン市でも緩やかな価格上昇が見られ、特にメトロ1号線沿線のプロジェクトが注目を集めている。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。
