おすすめのプロモーション
Loading...
Loading...
Loading...

テト明けに減量サプリの販売が増加、禁止成分含有に注意

2025年02月13日(木)07時00分 公開
テト明けに減量サプリの販売が増加、禁止成分含有に注意

<写真:tuoitre-vn>

 

テト(旧正月)後の体重増加を気にする消費者心理を狙い、「急速減量」を謳う商品や施術が市場にあふれている。

 

錠剤やキャンディ、発泡剤、コーヒーといったサプリメントに加え、最新の技術を用いた施術まで、多様な選択肢が提供されている。

 

運動や食事制限を伴わずに急激な体重減少を促すこれらの方法は、腎機能や肝機能に深刻な障害をもたらす危険性がある。

 

ソーシャルメディア上では、手軽に購入可能な減量サプリメントが多数販売されている。

 

しかし、一部の商品にはベトナム保健省食品安全局が禁止成分としているシブトラミンやフェノールフタレインが含まれており、市場から回収されたものもある。

 

減量サプリメントの使用による健康被害は深刻である。

 

ハノイ市のバクマイ病院では、クアンニン省の患者が減量薬を服用後、食道と胃の全摘手術を受ける事態となった。

 

この患者は友人の紹介で減量薬を服用していたが、4袋目を摂取した後に呼吸困難や異常な発汗、極度の口渇を訴え、低体温症の状態で救急搬送され、CTスキャンで脳の損傷が確認された。

 

司法鑑定の結果、服用していた製品にはベトナム保健省が医薬品や健康補助食品への使用を禁止しているシブトラミンが含まれていた。

 

同成分は食欲を抑制する効果があるが、高血圧、不眠、不安、頻脈、頭痛、痙攣、吐き気、便秘といった副作用を引き起こし、長期使用により依存症を誘発する可能性も指摘されている。

 

108ベトナム中央軍事病院のグエン・アイン・トゥアン副院長によると、どのような減量法であっても慎重に検討するべきであり、事前に医師や栄養士に相談することが重要である。

 

また「デトックス」を目的とした製品の効果を裏付ける臨床データはなく、一部のサプリメントは肝機能障害を引き起こす可能性があるとも警告している。

 

テト期間中の食事は炭水化物や脂質が多く、体重増加の要因となる。そのため、多くの人が短期間での体重減少を求めるが、急激な減量は健康リスクを伴う。

 

医療専門家は長期的な視点で健康的な食生活と運動習慣を取り入れることが、安全かつ持続可能な減量につながると強調している。

 

急速減量を謳う製品の中には、安全性が確認されていないものも多く、深刻な健康被害を引き起こす恐れがある。

 

消費者は宣伝文句に惑わされず、科学的根拠に基づいた健康管理を心がける必要がある。

 

 

[© poste-vn.com 2012-2025 All Rights Reserved.]
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。


行きたいお店を見つける
Loading...
Loading...
Loading...
ホーム ニュース 生活情報 お店探し 掲示板