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テト明けに性感染症が急増、専門家が警鐘を鳴らす

2025年02月07日(本日)07時00分 公開
テト明けに性感染症が急増、専門家が警鐘を鳴らす

<写真:dantri.com.vn>


ベトナムの主要な皮膚科病院や医療機関によると、テト(旧正月)休暇後に性感染症(STD)の診察を受ける患者が急増している。

 

専門家は休暇中の飲酒や軽率な行動が感染リスクを高める要因になっていると指摘する。

 

ハノイ市の中央皮膚科病院やホーチミン市の皮膚科病院では、年明け後にSTDを訴える患者が例年より30~40%増加している。

 

特に淋病や尖圭コンジローマ(性器いぼ)、梅毒といった感染症の報告が多い。

 

専門家によると、テト期間中は飲酒の機会が増え、酩酊による判断力の低下が無防備な性行為につながることが多い。

 

さらに、酒の勢いで「新しい体験を試したい」という心理が働き、リスクの高い行動を取るケースも少なくない。

 

ハノイ市在住のオフィスワーカーTさん(35)は、年末に友人との宴会後、カラオケ店で「特別なサービス」を受け、酔った勢いで無防備な性行為を行った。

 

数日後、排尿時の激しい痛みと悪臭を伴う黄色の分泌物に気付き、病院を受診したところ、急性淋病と診断された。

 

診察を担当したベトナム皮膚科学会のグエン・ティエン・タイン医師は「淋病を放置すると重篤な感染症を引き起こし、不妊の原因にもなりうる」と警告する。

 

また、ハノイ市在住のHさん(28)は、テト休暇中にバーで知り合った女性と関係を持った後、性器周辺に小さなイボのようなものが現れた。

 

当初は下着の締め付けや衛生状態の問題と考えていたが、イボが増え、分泌物が出るようになったため受診した。

 

検査の結果、尖圭コンジローマ(ヒトパピローマウイルス[HPV]感染症)と診断された。

 

タイン医師によると、テト後に受診する患者の多くは25~40歳の男性であり、飲酒と無防備な性行為の関連が顕著であるという。

 

性感染症の拡大を防ぐため、以下の点に注意するように呼びかけている。

 

性交時には必ずコンドームを使用し、とくに新しいパートナーとの場合は徹底する。

 

  • 過度な飲酒を控え、判断力を失わないようにする。
     
  • 排尿時の痛み、異常な分泌物、性器のイボやかゆみなどの症状が現れた場合は、速やかに医療機関を受診する。
     
  • 市販薬や自己判断での治療を避け、適切な医師の診察を受ける。
     
  • 不特定多数との性行為がある場合は、定期的に健康診断を受ける。

 

テト休暇後のSTD患者の増加は毎年の傾向となっており、専門家は「感染リスクを認識し、適切な予防策を講じることが重要である」と強調している。

 

 

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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。


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