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外国人主導の違法オンライン賭博、ダナンで摘発
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<写真:baotuyenquang.com.vn>
ダナン市警察は外国人が主導する違法オンライン賭博組織を摘発し、1万回以上の賭博取引と総額1000億ドン(約5億8500万円)を超える資金の流れを確認した。
ダナン市警察の刑事警察部門は23日、国外に拠点を置く外国人が主導する大規模なオンライン賭博ネットワークを摘発したことを発表した。
インターネット上の犯罪活動を監視する中で、多数の参加者を集める賭博アプリの存在を把握したことから捜査が始まった。
調査の結果、このアプリは「ロト」「サイコロ」「Tien Len(ティエンレン)」「Phỏm(フォム)」など、さまざまなギャンブルゲームを提供していたことが判明した。
21日に捜査班はクアンナム省、クアンビン省、フエ市、ダナン市など複数の地域で17人の関係者を一斉に召喚し、自宅を捜索した。
関係者はインターネット上で賭博アプリをダウンロードし、スマートフォンやパソコンでプレイしていた。
賭博への参加方法は指定されたリンクから直接アクセスするかアプリをインストールして利用する形をとっていた。
入出金はインターネットバンキングや電子ウォレット、携帯電話キャリアのプリペイドカードを通じて行われ、現金の流れを追跡しづらくする工夫が施されていた。
また、アプリ内のプレイ履歴は最大7日間しか保存されず、ゲーム画面は一般的な娯楽ゲームを装っていた。
警察が押収した携帯電話、パソコン、銀行口座のデータによると、2024年6月以降、1万回以上の賭博取引が確認され、1000億ドン(約5億8500万円)を超える金銭が動いていた。
また、召喚された17人だけでも、2025年1月以降に200億ドン(約1億1700万円)以上の賭博資金を動かしていたことが明らかになった。
捜査の結果、警察は8両の純金と現金、複数のパソコン、20台の携帯電話を押収した。
ダナン市警察は11人に対して緊急逮捕令状を発行し、現在も引き続き組織の全容解明と関係者の特定を進めている。
近年、ベトナム国内ではオンライン賭博やマネーロンダリングの摘発が相次いでいる。
特に外国人が背後にいるケースでは、国境を越えた資金の流れやデジタル資産を利用した資金洗浄のリスクが高まっているという。
今後、当局はオンラインプラットフォームを利用した違法行為への監視を一層強化する方針である。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。