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ハノイの女子大学生、偽警官による裸撮影・恐喝被害

2025年02月28日(本日)07時00分 公開
ハノイの女子大学生、偽警官による裸撮影・恐喝被害

<写真:dantri-com-vn>

 

ハノイ市ホアンマイ区で、22歳の女子大学生Aが巧妙な詐欺の被害に遭ったことが明らかになった。

 

詐欺グループは警察官を装い、Aに無実を証明するためとして裸の動画を撮影させ、それを利用して家族に金銭を要求した。

 

事件は2月23日、Aが見知らぬ番号からの電話を受けたことから始まった。

 

電話の相手は「ニンビン公安所属の中尉グエン・タイン・チュン」と名乗り、Aがホーチミン市でのマネーロンダリング事件に関与していると告げた。

 

疑惑の金額は3億5000万ドン(約204万1540円)に上るとされた。

 

Aがホーチミン市への出頭を拒否すると、相手は「ホーチミン市公安がオンライン尋問を行う」と言ってZoomの会議室に誘導した。

 

そこには警察官の制服を着た男性が「捜査官トー・ルオン」として登場し、強い口調で尋問を行った。

 

さらに、逮捕状の写真を送りつけ、Aの銀行口座が犯罪に関与しているとして、残高の差し押さえを示唆した。

 

Aは指示通りに確認コードを送信し、その後、口座から金額が引き落とされた。

 

さらに、最寄りのホテルに滞在するように命じられ、生活費として100万ドン(約5830円)が送金されたが、Zoomで常に監視される状況に置かれた。

 

翌24日、Aは別の宿泊施設に移動させられ、SIMカードの取り外しやSNSアカウントの削除を強要された。

 

さらに、身分証を持った自撮りや、身体に入れ墨がないことを確認するためとして裸の動画を撮影させられた。

 

同日午後4時、Zoom上でAは「今は安全で、両親に協力してほしい」と発言するように強制された。

 

その頃、Aの母親であるTのもとに「身代金を支払わなければ娘を傷つけ、裸の動画を流出させる」と脅迫するメッセージが届いた。

 

要求額は12億ドン(約700万円)に上った。

 

Tの通報を受け、ホアンマイ区公安とホアンバントゥ街区警察は午後7時40分頃にAを救出し、詐欺の手口を説明した。

 

現在も捜査が進められており、犯人グループの特定と逮捕に向けた取り組みが続けられている。

 

ベトナムでは警察を装った詐欺が増加しており、公安当局は電話やオンラインでの個人情報提供に対して警戒するように呼びかけている。

 

 

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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。


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