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バスから巨大ナマズが転落、ネコババした男性に批判の声

<写真:dantri.com.vn>
ベトナム中部高原地方ダクラク省で、建設会社の社長がバスから落下したナマズ2匹を持ち去ったとして批判を受けた件で、当該人物が代金を弁償したことが確認された。
6日午前、ダクラク省エーカル郡のバス会社Q.Nは「高級車に乗った男性が当社のバスが落とした2匹の大型ナマズを持ち去った。その後、代金を支払った」と明らかにした。
この件はFacebook上で拡散された動画をきっかけに注目を集めた。
動画にはバスが落としたナマズを男性が持ち去る様子が映っており、「詐欺的な手法でナマズを持ち去った」との批判が寄せられていた。
事の発端は3月4日朝で、バス会社はザライ省の依頼主から生きたナマズ2匹を受け取り、ダクラク省バンメトート市のレストランまで輸送していた。
ナマズは水入りのビニール袋に入れられ、バスのトランクに積まれていたが、ダクラク省のクネー村で乗客の乗降中にトランクが開き、袋ごと道路に落下した。
これを見つけた地元住民が近くの修理工場に運び、安全な場所に保管していた。
通りかかった高級車の男性が状況を把握し、「袋に記載されたレストランを知っている」と言ってナマズを持ち帰った。
その後、この男性はレストランに電話をかけ「魚と引き換えにビール1ケースをもらえないか」と依頼した。
バス会社から掛かってきた電話には「ナマズを拾った住民に100万ドン(約5810円)を渡したので、返却にはその金額を支払う必要がある」と答えたという。
バス会社が3月5日に再度連絡したところ、男性は「自宅にいない間に家族がナマズを調理してしまった」と説明した。
このため、バス会社はレストランに対し、自ら弁償を余儀なくされた。
この男性はダクラク省で建設会社を経営する企業家であり、ナマズ2匹をオンラインで売りに出していたことが判明した。
その後、Facebook上で「ナマズは輸送中に酸素不足で命を落とし、自身も忙しく対応することが不可能であった。意図的に盗むつもりはなかった」と弁明し、誤解を解いて欲しいと呼びかけた。
しかし、5日夜9時頃、男性の親族がバス会社に連絡を取り、謝罪の意を伝えるとともに、400万ドン(約2万3250円)を支払った。
バス会社の関係者によると、男性自身も謝罪のメッセージを送ってきたという。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。