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ホーチミンの子どもが抱える健康課題、視力・肥満・虫歯

<写真:phunuonline.com.vn>
ホーチミン市保健局が13日に発表した学校健康診断デジタル化の結果によれば、同市内の児童・生徒に最も多く見られる健康問題は屈折異常であり、次いで虫歯および肥満傾向が続いた。
これは同局が推進する健康データのデジタル化によって、学校における疾病傾向を早期に把握し、的確な対応を図る取り組みの一環である。
これまでに幼稚園から高校に至る1021校に在籍する計49万4502人の児童・生徒が健康診断を受けている。
そのうち、屈折異常の罹患率は58.02%に達し、このうち新たに発見された割合は24.88%であった。
次いで、虫歯は21.56%、肥満傾向は20.62%と続き、さらに肥満が17.20%、やせが3.96%、低身長が2.42%、側弯症が2.05%、円背が0.69%という結果が報告されている。
学年別に見ると、幼稚園および小学校では虫歯の罹患率が最も高く、次いで肥満傾向、肥満、屈折異常、円背、側弯症の順であった。
一方、中学校および高校においては、屈折異常が最も多く、次いで肥満傾向が目立っている。
保健局のタン・チー・トゥオン局長によれば、健康診断のデジタル化によって児童一人ひとりの健康状態を継続的に把握することが可能となり、今後の保健医療政策における重要な基盤となる。
得られた健康データは、医療部門が導入を進めている個人健康記録に統合される予定である。
加えて、政府およびホーチミン市人民委員会の指導のもと、同市保健局は教育訓練局に対し、すべての教育機関における情報提供および協力を求めており、これらの健康データは「地域健康管理システム」へと一元化される。
この仕組みにより今後の健康診断における効率的なデータ入力および分析が可能となる見通しである。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。