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ホーチミンの学生は54%が屈折異常、過去調査から急増
<写真:voh.com.vn>
ホーチミン市疾病予防管理センター(HCDC)の新しい調査によると、市内の学生の54%が屈折異常に罹患していることが判明した。
具体的には、男子学生の55%、女子学生の53%がこの問題を抱えている。この調査は、幼稚園から高校までの8校、計1230人の学生を対象に実施されたものである。
この調査結果は、2019-2020年度のHCDCによる別の調査結果と比較して大幅な増加を示している。当時の調査では、市内の学生の約27%が屈折異常に罹患しているとされていた。
屈折異常には近視、遠視、乱視などが含まれ、あらゆる年齢層で見られるが、特に学生、オフィスワーカー、そして電子機器を頻繁に使用する人々に多く見られる。
ベトナムでは、約500万人の子供が屈折異常に悩まされており、その大部分が近視である。特に都市部に住む子供たちに多く、近年の近視の増加傾向が顕著である。
近視は遠くの物が見えにくくなるため、学業に支障をきたすことが多い。世界保健機関(WHO)は2050年までに世界の人口の50%が近視になる可能性があると予測している。
眼科病院では保護者の多くが、子供が長時間パソコンやスマートフォンを使用し、屋外での活動が少ないことが近視の原因と考えている。
また、勉強中に近距離で物を見ることも視力低下に繋がる要因である。
近視の子供には、適切な度数の眼鏡が必要であり、適切な治療を行わない場合、視力はさらに悪化する可能性が高い。
18歳以降には手術による視力矯正も考慮されるが、手術はすべての患者に適用できるわけではなく、角膜が薄すぎる場合や近視の度数が高すぎる場合には適さない。
専門家は保護者に対し、子供が正しい姿勢で学習し、適切な照明の下で勉強するように促すとともに、テレビや電子機器の長時間使用を避けるように勧告している。
また、屋外での活動を増やし、近距離での作業と遠距離での作業を交互に行うことで、目の負担を軽減することが重要である。
適切な眼鏡の使用、定期的な眼科検診、ビタミンAやカロテンを含む栄養素の十分な摂取も、視力の維持には欠かせない。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。