おすすめのプロモーション
Loading...
Loading...
Loading...

ホーチミン市に映画公園構想、サイゴン川沿いの文化観光拠点

2025年03月17日(本日)07時00分 公開
ホーチミン市に映画公園構想、サイゴン川沿いの文化観光拠点

<写真:doanhnhansaigon.vn>

 

ホーチミン市のトゥーティエム街区で、サイゴン川沿いに映画をテーマとした公園を整備する構想が浮上している。

 

本提案は約5haの敷地に7つのゾーンを設け、文化と観光の新たな目的地としての創出を目指すものである。

 

この構想はトゥードゥック海運社と建築設計事務所のScene Plusが連携して提示したものであり、ホーチミン市建設局が主催するサイゴン川・ドンナイ川沿岸開発に関する座談会にて紹介された。

 

計画によれば、公園はトゥーティエムトンネルから高架橋まで続く約800mの区間に設置され、川岸から内陸にかけて75〜100mの範囲が活用される。

 

設置予定の各ゾーンには、映画スタジオ、映画体験施設、映画博物館、映画テーマの娯楽施設、商業サービスエリア、イベント用ステージ、クルーズ船の桟橋、さらには映画館などが含まれる。

 

開発は三段階で進められる計画であり、初期の2〜3年間にはインフラ整備、主要な撮影スタジオ、映画博物館、クルーズ展示センターが建設される。

 

続く段階では娯楽施設や映画関連イベントの充実を図り、最終段階においては観光およびエンターテインメント機能のさらなる拡張が予定されている。

 

完成後の公園は、20世紀初頭のサイゴンの街並みを再現した屋外型の映画撮影空間としても活用され、都市の文化遺産を発信する重要な場となる見込みである。

 

周辺には歴史的建造物や博物館も多く、陸路と水路の双方からのアクセスが可能であるため、観光と文化を結ぶ拠点として高いポテンシャルを有している。

 

トゥーティエム街区のサイゴン川岸は、バクダン埠頭公園やグエンフエ歩行者通りと向かい合う市中心部の象徴的なエリアであり、都市の顔とも言える存在である。

 

現在、ホーチミン市内には約400の公園が存在するが、住民1人当たりの緑地面積は平均0.55㎡にとどまり、都市計画上の目標を大きく下回っている。

 

この課題に対処すべく、ホーチミン市は今後サイゴン川沿いに42の公園を新設し、多機能なインフラ整備と景観改善、さらには経済およびサービス分野の発展を図る方針である。

 

 

[© poste-vn.com 2012-2025 All Rights Reserved.]
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。


行きたいお店を見つける
Loading...
Loading...
Loading...
ホーム ニュース 生活情報 お店探し 掲示板