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カマウ省で沿岸侵食が深刻化、住民が土地と家屋を喪失
2025年08月06日(昨日)07時00分 公開

<写真:baomoi.com>
ベトナム最南端に位置するカマウ省では、近年沿岸侵食が深刻化し、多くの住民が養殖地や住宅を失っている。
同省は三方を海に囲まれ、全長310kmの海岸線を有するが、過去10年間にわたり土地が次々と失われ、生活基盤を喪失した世帯が相次いでいる。
カマウ省タンアン村では、海岸侵食により5.7haのエビ養殖地と住宅を失った女性が、三度目の避難を余儀なくされる事態に直面している。
同地域では他にも、5haの土地が波に削られつつある男性や、3haの土地と家屋を失った世帯など、被害は拡大を続けている。
カマウ省水利局の報告によれば、危険度が高い侵食箇所は東海側で約61km、西海側で22km、さらに河川沿いで約120kmに及ぶ。
防護林が失われたことで、海岸は波による侵食に一層脆弱な状態となっている。
当局は2026年から2030年にかけ、総額35兆ドン(約19兆6735億円)を投じ、東海沿いの138km区間や西海沿いの堤防整備、防護林の再生を進める計画を策定し、政府に承認を求めている。
しかし、現時点では予算不足により多くの地域で対策が進行していない。
気候変動の影響が顕在化する中、カマウ省の沿岸侵食は一時的な災害ではなく、地域の生活と安全を長期的に脅かす深刻な現実となっている。
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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。
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