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ベトナム人の海外旅行、マナーの欠如に課題
2025年08月07日(本日)07時00分 公開

<写真:hoitmhvn.com>
近年、海外を訪れるベトナム人観光客の一部において、現地でのマナー欠如が指摘されている。
ハノイ大学元講師で、国際観光ガイドとして60カ国以上を訪れた経験を持つラム・グエン氏や、70カ国を巡ったガイドのファン・ラム氏によれば、こうした行動は一部の観光客に限られるが、ベトナム人全体の国際的イメージを損なう要因となっているという。
問題視される行動の1つは、飲食店に外部から食品を持ち込む行為である。
多くの国では衛生管理や責任の観点からこれを禁止しており、場合によってはシェフへの侮辱と受け取られることもある。
現地料理に慣れない観光客が調味料や即席麺を持参する例が見られ、現場対応に苦慮するガイドも少なくない。
ビュッフェでの過剰な取り分けや食べ残し、ホテル客室の乱雑な使用など、食事や宿泊におけるマナー違反も課題となっている。
2024年の調査では、ベトナムは世界で2番目に食品廃棄量が多いとされ、国外旅行でもその傾向が表れている。
さらに、鉄道での無賃乗車や不正切符利用、店舗やホテルでの窃盗行為も報告されており、過去には日本や台湾でベトナム人観光客が逮捕された事例がある。
公共空間での大声での会話、列への不参加、喫煙マナーの欠如、横断歩道を使用しない道路横断なども、現地文化を軽視した行動として批判の対象となっている。
旅行会社は事前にマナーガイドを配布しているが、短期間の説明だけでは文化的差異を完全に理解させるのは難しいのが現状である。
識者は、国際旅行者としての意識向上が急務であると強調している。
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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。
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