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ハノイの中価格帯マンション、供給縮小で消滅の懸念

2025年08月08日(本日)07時00分 公開
ハノイの中価格帯マンション、供給縮小で消滅の懸念

<写真:dantri.com.vn>

 

2025年第2四半期におけるハノイ市の分譲マンション価格が、全国で最も高い上昇率を記録した。

 

ベトナム不動産仲介協会(VARS)によれば、ハノイ市の平均価格は1㎡あたり7550万ドン(約44万4000円)に達し、前年同期比で7.7%、2019年比では実に87.7%の上昇となった。

 

この背景には、新規プロジェクトにおいて販売価格が7500万ドン(約44万1000円)を超えて設定されていること、ならびに既存物件の価格引き上げが挙げられる。

 

これに伴い、中古物件の市場価格も上昇傾向を示している。

 

ただし、流動性は依然として限定的であり、実際の取引は主に、大規模都市開発内で居住者が定着したプロジェクトや、都心部の高級マンションに集中しているのが実情である。

 

VARSによれば、1㎡あたり2500万ドン(約14万7000円)未満の低価格帯マンションはすでに絶滅した。

 

中価格帯にあたる2500万〜5000万ドン(約14万7000〜29万4000円)の物件も、旧来のマンションにわずかに残るのみであり、近い将来に姿を消す可能性が高いという。

 

さらに、6000万ドン(約35万2000円)未満の新築高級物件の供給も、極めて稀となっている。

 

こうした供給構造の偏りは、住宅市場に深刻な需給ギャップをもたらし、価格上昇圧力を一段と強めている。

 

その結果、中所得層を含む都市住民にとって、持ち家の取得はますます困難になっている。

 

 

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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。


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