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ベトナム・ロンタイン国際空港、26年半ばに商業運用開始へ

<写真:laodong.vn>
ベトナム南部ドンナイ省において建設が進められているロンタイン国際空港の第一期工事が、大詰めの段階に差し掛かっている。
国家重点プロジェクトとして位置付けられている同空港は、2026年半ばの商業運用開始を目標としており、現在は一部の工事が当初計画よりも3~6か月前倒しで進行している。
8月19日には、格安航空会社ベトジェットによる航空機整備センターの建設が始まり、着工式が空港敷地内で実施された。
この整備センターは、第3および第4格納庫から構成され、総投資額は約1兆7000億ドン(約95億2000万円)に上る。
敷地面積は8.4haであり、コードE型機2機およびコードC型機4機の同時整備が可能な施設となる予定である。完成時期は2026年6月が見込まれている。
同省党委員会のグエン・ミン・ホイ内部監察部長によれば、同整備センターは国際基準に適合した航空機整備拠点として整備され、地元の技術者や整備士ら500~600人の高技能職の雇用創出に貢献する。
また、この整備センターは空港における航空サービス・エコシステムの充実に寄与するのみならず、地域全体の高付加価値産業の育成や人的資源の質的向上、さらには外資誘致にも寄与するという。
現在、空港建設現場には1万4000人を超える作業員と約3000台の建設機械が投入されており、24時間体制で作業が進められている。
旅客ターミナル棟や電力・上下水道などのインフラ施設も概ね計画通りに進捗しており、とりわけ旅客ターミナルにおいては外装工事および設備設置が最終段階に入っている。
運営主体であるベトナム空港総公社(ACV)は、2025年12月19日までに第一期工事の基本的な完成を目指し、翌2026年前半に商業運用を開始する計画である。
ロンタイン国際空港は、将来的に東南アジアの航空ハブとしての機能を果たす戦略的拠点として大きな期待が寄せられている。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。