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ホーチミンとロンタイン空港、30年に都市鉄道で接続

2025年08月29日(本日)07時00分 公開
ホーチミンとロンタイン空港、30年に都市鉄道で接続

<写真:cafef.vn>

 

ホーチミン市とロンタイン国際空港を結ぶ都市鉄道の整備計画が、本格的な動きを見せている。

 

現在、ロンタイン国際空港へのアクセス手段は道路に限られており、2026年の商業運用開始を控える中で、鉄道による接続の必要性が急速に高まっている。

 

ロンタイン国際空港はホーチミン市中心部からおよそ50km離れており、国際的にはこの距離を高速鉄道または都市鉄道で結ぶ事例が多い。

 

こうした背景を受け、2019年に計画が始動した「トゥーティエム―ロンタイン線」は、2024年に予備調査報告を完了した。

 

計画では、1435mmの標準軌を採用した複線の電化路線とし、全長は42km、最大設計速度は時速120kmである。

 

輸送能力は片方向あたり1時間に最大4万人とされ、総投資額は約35億ドル(約5165億6000万円)に達する見込みである。

 

このプロジェクトは、2025年10月に投資方針の承認を得る予定であり、2026年第4四半期にはEPC(設計・調達・建設)契約者の選定を進め、2029年の完成、2030年の商業運行開始を目指している。

 

あわせて、メトロ2号線(ベンタイン―トゥーティエム間)との一体整備を行うことで、ロンタイン国際空港とホーチミン市中心部との直接接続が実現される。

 

両路線を合わせた総延長は約47.8km、総投資額はおよそ48億ドル(約7067億5200万円)と見込まれている。

 

国土建設省はプロジェクトの円滑な遂行のため、ホーチミン市を主幹機関とする方針を首相に提案しており、これによりタンソンニャット国際空港とロンタイン国際空港の統合的なアクセスネットワークの構築も視野に入れている。

 

すでに、タコ(THACO)や中国交建・CIENCO4連合といった複数の企業が投資への関心を表明しており、EPC請負や資金支援への意欲も明らかにしている。

 

さらに、ロンタイン国際空港には南北高速鉄道の駅も併設される予定であるが、運行頻度や運賃面を踏まえ、都市鉄道との役割分担が行われる見通しである。

 

都市鉄道は低運賃かつ高頻度の運行によって地域輸送を担い、空港アクセスにおいてもその中心的な役割を果たすことが期待されている。

 

 

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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。


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