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コレラの世界的流行、保健省が警戒を呼びかけ
2025年09月09日(本日)07時00分 公開

<写真:dantri.com.vn>
ベトナム保健省は9月7日、世界的なコレラの流行を受け、国内における感染拡大のリスクが高まっているとして、国民に対して警戒を呼びかけた。
世界保健機関(WHO)の報告によれば、8月末までに世界31カ国でコレラ感染者は計40万9000人を超え、死者は4700人に達した。
感染者数は前年同期と比較して約20%減少したが、死者数は約46%増加しており、WHOは「国際的な感染拡大リスクは非常に高い」との見解を示している。
ベトナム国内では過去12年間にわたりコレラの感染は報告されていない。
しかし、国際的な貿易や観光活動の再開により、海外からの感染症侵入と拡散のリスクは依然として否定できない状況にある。
保健省は流行地域から帰国した者に対して5日間の健康観察を実施し、異常が見られた場合には速やかに医療機関を受診するように呼びかけている。
コレラはコレラ菌(Vibrio cholerae)による急性の感染症であり、主に汚染された飲食物を介して経口感染する。
代表的な症状は激しい下痢と嘔吐であり、重度の脱水症状や電解質異常を引き起こし、適切な処置を怠れば短時間で死亡に至る危険性がある。
感染者のおよそ75%は無症状であるが、1〜2週間にわたり菌を排出するため、知らぬ間に感染拡大の一因となり得る。
保健省は感染予防策として、石けんを用いた手洗いの励行、飲食物の十分な加熱処理、清潔な飲料水の確保、ならびに生活環境の衛生保持を強く推奨している。
また、急性の下痢症状が現れた場合には直ちに医療機関を受診し、自己判断による服薬は避けるように呼びかけている。
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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。
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