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ホーチミンのヘム奥戸建て、売れ残り傾向が鮮明に

2025年09月10日(本日)07時00分 公開
ホーチミンのヘム奥戸建て、売れ残り傾向が鮮明に

<写真:vnbusiness.vn>

 

ホーチミン市において、路地(ヘム)の奥深くに位置する戸建て住宅の売却が困難になっている。

 

幹線道路から近く、自動車が進入可能な物件は依然として一定の需要を保っているものの、狭隘で複雑な路地にある住宅は買い手が付きにくくなっている状況である。

 

不動産情報サイト「Batdongsan」のデータによれば、2025年上半期におけるホーチミン市の戸建て住宅への関心は前年同期比で11%減少し、特に7月にはさらに10%の減少が見られた。

 

大通りに近い好立地の物件は引き続き高い人気を集めているが、アクセス性や安全性、利便性に課題を抱える住宅については、購買層から敬遠される傾向が一層強まっている。

 

この背景には、住宅購入者のニーズ変化がある。

 

かつては価格の安さを理由に、路地奥の戸建てにも一定の需要が存在したが、近年は火災発生時の避難困難さ、車両の進入制限、治安や浸水リスクなどがリスク要因とされ、選択肢から外される傾向が強まっている。

 

特に若年層を中心とする購買層では、利便性や快適な住環境を重視する傾向が顕著となり、同等の価格帯でより生活環境の整った郊外の集合住宅や戸建て住宅を選ぶケースが増加している。

 

こうした動向を受けて、都市中心部における戸建て価格は引き続き上昇を続けているものの、売買の流動性は明らかに低下している。

 

2025年上半期において、中心部の戸建て価格は前年同期比で最大11%上昇した一方、購入者の関心は郊外地域へと移行し、郊外の関心度は同期間で3%上昇している。

 

不動産専門家によれば、今後も都市中心部の地価は上昇傾向が続くと見込まれており、土地供給の制限も相まって、戸建て住宅の資産価値には一定の上昇余地があるとされている。

 

ただし、実需層にとっては、法的整備の状況、アクセス性、インフラの整備状況などを慎重に見極めたうえで、物件を選定することが重要である。

 

 

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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。


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