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ベトナム女性に広がる性機能障害、治療の壁は社会的タブーと心理的要因
2025年09月24日(水)07時00分 公開

<写真:bacninhtv.vn>
多くのベトナム女性が性機能障害に悩まされているにもかかわらず、治療を受ける割合は極めて低い現状が続いている。
9月21日に開催されたハノイ不妊・泌尿器病院主催の学術セミナーでは、専門家らが現状の課題と対策の必要性を指摘した。
性機能障害は主に、性欲の減退、性的興奮の低下、性交時の疼痛、オーガズム障害の4つに分類される。
このうち性欲減退が最も一般的であり、全年齢層の女性に見られる傾向がある。
特に、手術による閉経を経験した女性では26%、自然閉経の女性でも9%が該当するとされている。
性欲減退の要因としては、性交時の不快感や膣の乾燥、パートナーの性的障害、避妊薬の副作用、婦人科疾患や術後の影響など、多岐にわたる背景が存在する。
臨床の現場では、性的関心がもともと乏しい「原発性」と、以前は正常であったが後に減退する「続発性」が確認されており、後者のケースがより一般的であると報告されている。
性機能障害による心理的影響も看過できない。
性交時の痛みや膣のけいれんは、身体的苦痛にとどまらず、不安や恐怖といった心理的トラウマを引き起こす要因となっている。
さらに、社会的・文化的なタブーが問題解決の障壁となり、多くの女性が性的関心を口にすること自体をためらう傾向がある。
こうした課題に対処するため、同病院では性機能障害に関する臨床研究と、心理的要因に焦点を当てた調査を進めており、個々の状況に応じた治療法の開発を進めている。
専門家らは「性の健康は再生産医療と同様に極めて重要な分野であり、心理的側面への理解と支援体制の整備が不可欠である」と強調している。
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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。
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