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新生児のビール浴や熊胆摂取、育児の迷信に医師が警鐘
2025年10月07日(火)07時00分 公開

<写真:baokhanhhoa.vn>
ベトナムの一部家庭において、新生児や幼児をビールで入浴させたり、熊胆(ゆうたん)を飲ませたりする行為が報告されており、医療専門家がその危険性について強く警告している。
これらの行為は、いずれも「美肌効果」や「健康促進」を目的として行われているが、いずれも科学的根拠に乏しく、むしろ深刻な健康被害をもたらす可能性がある。
ベトナム皮膚科学会に所属するグエン・ティエン・タイン医師によれば、ビールに含まれるアルコールや添加物が乳児の繊細な皮膚を刺激し、皮膚炎ややけどの原因となる恐れがあるという。
さらに、熊胆に含まれる成分には強い毒性があり、乳幼児が摂取すると急性中毒、嘔吐、下痢、肝機能障害、腎不全など、命に関わる深刻な症状を引き起こす危険があると指摘されている。
実際に2025年2月、タインホア省では民間療法として使用された薬草により、複数の住民が重篤な状態に陥る事故が発生した。
さらに同年6月には、自己判断で民間薬を使用していた女性が腎不全を起こし、病院に緊急搬送される事例も報告されている。
タイン医師は「子どもの健康を守るためには、科学的根拠に基づいたケアが不可欠であり、伝聞や迷信に頼るべきではない」と強調している。
保護者に対しては、適切なスキンケアや栄養管理を行い、異常が見られた場合には速やかに専門医の診察を受けるように呼びかけている。
一部地域に根強く残る非科学的な民間療法が、子どもの命を危険にさらしている現状に対し、医療関係者からは強い懸念の声が上がっている。
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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。
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