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トヨタが生産拠点拡張、電動車の供給体制を強化へ

<写真:baomoi.com>
トヨタ自動車の現地法人であるトヨタ・ベトナムは、電動車の生産能力を拡充するため、新たな生産拠点の建設を進める方針を明らかにした。
新工場はフート省フックイエン地区に建設され、ハイブリッド車を含む電動化車両の生産体制を強化する。
フート省人民委員会のチャン・ズイ・ドン委員長は15日、トヨタ・ベトナムの仲野敬太代表と会談し、今回の拡張計画に関する詳細について協議を行った。
計画の第1段階(2026年~2028年)では、3万5000㎡の新工場を建設し、生産能力を年間1万5000台増強する。
総投資額は3億6000万ドル(約528億4910万円)にのぼり、2028年第4四半期の稼働開始を目指している。
続く第2段階(2028年~2029年)では、4万㎡規模の組立・検査ラインが追加される予定である。
トヨタ・ベトナムは、1995年の操業開始以来、累計で70万台以上の車両を生産してきた。
直近の2025年1月から8月にかけては、1万7000台を製造している。
同社はベトナム市場におけるハイブリッド車の先駆者としても知られ、過去5年間で累計1万7000台超を販売している。
2025年前半の販売台数は3500台となり、前年同期比で2倍に拡大した。
このたびの新規プロジェクトに関連し、トヨタ・ベトナムは地方政府に対して、投資登録証明書の早期承認と、工場用地の使用権を2035年から2045年まで延長することを求めた。
また、建築・環境・消防に関する各種許認可手続きについても、行政側の支援を要請した。
ドン委員長は、本計画が政府の電動化政策に沿った重要な取り組みであるとして高く評価し、関係部局に対して迅速な手続き支援を指示した。
あわせて、地元調達率の向上およびハイブリッド車種の拡充に向けた技術開発を、企業側に対して強く促した。
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