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ハノイへの訪問者数、10月時点で前年通年を超過
<写真:thesaigontimes.vn>
ハノイ市観光局の発表によれば、1月から10月までの10か月間における観光客数は延べ2820万人に達し、2024年通年の実績である2780万人を上回った。
この数字は、2025年の年間目標である3100万人のうち、91%に相当する。
10月単月では、観光客数は約227万人を記録し、そのうち国際観光客は推計69万5000人であり、うち49万人が宿泊を伴う旅行者であった。
国内観光客は約160万人に達し、前年同月比で国際観光客が18%、国内観光客が5%の増加を示した。
観光収入は9兆9300億ドン(約576億1000万円)に上り、前年同月比で12%の増加となった。また、ホテルの平均稼働率は60%で、前年同月から0.5ポイント上昇している。
ハノイの2025年における観光客受け入れ目標は3100万人であり、そのうち750万人を国際観光客が占める見込みである。
これは、ベトナム全体の年間観光客目標である2500万人の30%以上をハノイが担う計画となっている。観光収入については、年間で130兆ドン(約7537億4000万円)と見込まれる。
観光専門家によれば、「A80」などの国際的なイベントの開催に加え、夜間観光や郊外ツアーといった多様な観光商品が、これまで経由地として扱われることの多かったハノイを、旅行の目的地として定着させる要因となっている。
とりわけ、ホアンタン・タンロンやホアロー収容所での夜間ツアー、バッチャン村での農業体験、イエン・スアンでのコミュニティ観光が注目を集めている。
現在、ハノイ市内には約3800の宿泊施設が存在し、総客室数は7万1000室に達する。このうち、1つ星から5つ星に格付けされた施設は85軒である。
観光局では11月を年間のピークシーズンと位置づけており、秋の観光フェスティバルやアオザイ・フェスティバル2025など、各種イベントを通じてさらなる観光促進を図る方針である。
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