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タオディエンのバー、笑気ガス約6.5万個販売で摘発

2025年11月03日(月)07時00分 公開
タオディエンのバー、笑気ガス約6.5万個販売で摘発

<写真:nld.com.vn>

 

ホーチミン市公安局は10月30日、トゥードゥック市アンカイン地区に所在するナイトバー「Destiny」の経営者および従業員3人を、禁制品である笑気ガス(N₂O)の違法販売により逮捕・起訴したと発表した。

 

逮捕されたのは、同店の経営者チュオン・ゴック・アン(35)と、スー・フウ・ミン・カ(23)、グエン・ジエップ・フイ(24)、ルオン・モック・ハン(35)の4人である。

 

容疑者らは笑気ガスを充填したハッピーバルーンを違法に販売していた。

 

公安経済警察課によれば、「Destiny」は店内に笑気専用スペースを設置し、主に常連客を対象として24時間体制でサービスを提供していた。

 

また、通常営業は毎晩23時以降に限定するなど、当局の摘発を回避するための巧妙な手法が用いられていた。

 

同店は2025年前半の6か月間に、計6万5522個の笑気バルーンを販売し、約70億ドン(約4200万円)を不正に得ていた。

 

これらの販売記録は公式帳簿には記載されず、メニューや領収書においても商品名を偽装する手口が取られていた。

 

摘発時には店内から21本の笑気ガスボンベと、40個の未使用バルーンが押収された。

 

従業員らはZaloやViberといった通信アプリを活用し、仕入れ・販売・集金といった役割を分担して運営していたことが明らかとなっている。

 

取り調べに対して、容疑者らは笑気の販売が法律で禁止されていることを認識していたが、高い利益を見込めるとして違法販売を継続していたと供述している。

 

現在、ホーチミン市公安局はガス供給元の特定に向けて捜査を進めており、市内における類似の違反行為に対して、今後一層の取り締まり強化を図る方針である。

 

なお、N₂Oは中枢神経に作用し、幻覚や多幸感を引き起こすが、過剰に吸引すると窒息や脳障害を引き起こし、最悪の場合には死に至る危険性がある。

 

そのため、ベトナムでは娯楽目的での使用および販売が厳しく禁止されている。

 

 

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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。


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