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北部で異例の湿潤気候、11日まで継続の見通し

2025年11月11日(火)07時00分 公開
北部で異例の湿潤気候、11日まで継続の見通し

<写真:nld.com.vn>

 

ベトナム北部では、11月7日の立冬直後にもかかわらず、空気中の湿度が80%を超える異例の湿潤気候が発生している。

 

例年この時期は乾燥した晴天が多く、日中の気温は27〜32度、湿度は50%以下が一般的である。

 

しかし、2025年は秋の期間が短く、早期の寒気と連日の小雨が重なったことで、大気中に湿気が滞留している。

 

気象専門家によれば、11月にこれほどの高湿度状態が続くのは非常に珍しい現象である。

 

通常、湿潤気候は冬の終わりから春先(2〜4月)にかけて発生し、植物の生育期に当たる。

 

今回の異変は、東寄りに偏った寒気の勢力が弱まっていること、さらに海上からの東南風が陸地へ湿気をもたらしていることが主因とされる。

 

ハノイ市では、過去数日間にわたり霧と小雨が続き、最高気温は28度前後を記録した。

 

建物の床や壁が湿気を帯びて「汗をかく」状態となっており、電化製品の故障リスクが高まっているとの指摘もある。

 

国立水文気象予報センターは、この湿潤状態が11日まで続くと予測しており、12日以降は再び寒気が強まり、北部全域が典型的な初冬の乾燥した晴天へと移行する見通しである。

 

米国AccuWeatherの予報によれば、ハノイ市の気温は11日以降に低下し、週末には最低気温18度、最高気温28度程度になるとされている。

 

また、標高1500m以上のラオカイ省サパでは、来週の気温が12〜19度の範囲で推移する見込みである。

 

中部地域では、11月10日まではタインホアからハティンにかけて散発的な雨が予想されているが、11日から14日までは晴天が続き、日中の気温は29〜32度に達する見通しである。

 

15日以降は寒気の影響で再び降雨が見込まれるものの、降雨量は少なく、洪水の発生は予想されていない。

 

一方、中央高原および南部地域では、西南風の弱まりによって雨量が減少しており、今後1週間は日中に晴天が続き、夕方に局地的な雷雨が見られる程度である。

 

広範囲にわたる大雨の兆候はなく、最高気温は中央高原で28〜30度、南部では32〜34度となっている。

 

 

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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。


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