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北部ベトナムで寒波到来、脳卒中患者が急増
2025年11月06日(本日)07時00分 公開
<写真:vietgiaitri.com>
2025年11月初旬より北部ベトナムに寒波が到来し、特にハノイ市では気温が17度まで低下する中、脳卒中による入院患者が急増している。
バクマイ病院脳卒中センターでは、1日あたりの受け入れ患者数が通常より約10%増加し、11月3日には最大で60人の患者が搬送された。
同センターでは、57歳の男性が朝の運動中に体調を崩し、片麻痺と言語障害を伴う状態で搬送された。
診断の結果、脳梗塞と判明し、迅速な処置により現在は回復傾向を示している。
副所長であるグエン・ティエン・ズン氏は、寒さにより血管が収縮し、血圧上昇や血栓形成のリスクが高まると警鐘を鳴らしている。
特に高齢者や心血管系疾患を抱える人々は注意が必要である。
若年層においても症例が確認されており、18歳の女子学生が脳動静脈奇形の破裂による脳出血で昏睡状態に陥ったが、適切な治療により回復の兆しを見せている。
他の主要医療機関でも、寒波に関連した高血圧、呼吸器疾患、脳卒中の患者増加が報告されている。
国際的な研究によれば、24時間で気温が約3度下がると、脳卒中の発症リスクが11%上昇するという。
医師らは、特に冬季においては体を十分に保温し、急激な気温変化を避けることの重要性を強調している。
また、片麻痺、言語障害、激しい頭痛などの初期症状が現れた場合には、速やかに医療機関を受診するように呼びかけている。
脳卒中の治療においては、発症から4〜5時間以内の「ゴールデンタイム」に搬送されることが回復の鍵とされているが、現在この時間内に病院へ到着する患者は全体の2割程度にとどまっているのが実情である。
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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。
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