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ベトナムで脳卒中が若年化、その原因と背景
2025年05月15日(本日)07時00分 公開

<写真:dantri.com.vn>
ベトナムにおける脳卒中(脳血管障害)の平均発症年齢は62歳であり、先進国の70〜75歳と比べて約10歳も若いことが明らかとなった。
ホーチミン市脳卒中学会会長であり、人民115病院脳血管疾患科のグエン・フイ・タン准教授によれば、これは深刻な問題であるという。
この統計は同病院に入院した6601人の患者データに基づいており、国際的な登録研究「ResQ」の2300人のデータにおいても同様の傾向が確認されている。
実際に同科では最近、1日で49人の新規脳卒中患者を受け入れており、そのうち半数が65歳未満であった。中には2004年生まれの女性患者も含まれていた。
若年層における脳卒中増加の背景として、タン准教授は主に2つの要因を挙げている。
第一に、高血圧、糖尿病、脂質異常症といった基礎疾患が若年層において増加しており、これは運動不足、不健康な食生活、肥満など、現代的な生活習慣に起因するものである。
第二に、都市化の進展に伴う生活スタイルの変化により、加工食品の摂取が増加し、ストレスの増大や運動不足が若年層に顕著となっている。
さらに、大気汚染、医療アクセスの不足、喫煙・飲酒・薬物使用の増加、遺伝的要因、教育の欠如といった複合的な要因もリスクを高めている。
特に、脳卒中が高齢者特有の病気であるという誤解が広まっていることにより、発症時の対応が遅れ、致命的な結果を招く恐れがある。
タン准教授は脳卒中に対する社会全体の認識を高め、予防策を強化することが喫緊の課題であると強調している。
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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。
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