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ホーチミンでカマウ蟹祭り、初日から来場者殺到で蟹切れ続出
<写真:vietnam.vn>
ホーチミン市1区の青年文化会館で、11月18日より「カマウ蟹グルメフェスティバル」が開幕した。
本イベントはカマウ省とホーチミン市が共同で開催するものであり、初日から市民や観光客が多数詰めかけ、特産の蟹や干しエビ、干し魚などが軒並み売り切れる盛況ぶりを見せた。
本フェスティバルは「こんにちはカマウ」週間の一環として実施されており、開催期間は4日間で、11月22日までとなっている。
約100のブースが出展し、特産品の販売に加え、地元料理の実演や音楽・伝統芸能の披露が行われている。
これにより、来場者に対してカマウ省の豊かな食文化や地域の魅力が発信されている。
開幕式には、カマウ省およびホーチミン市の幹部が多数出席し、観光および産業分野における両地域の連携強化への期待が表明された。
カマウ省人民委員会副委員長であるフイン・チ・グエン氏は「カマウの特産や精神文化を都市部の市民に広く知ってもらう好機である」と述べた。
イベントでは、蟹をはじめ、干しエビ、干し魚、燕の巣、エビせんべいなどの加工食品が人気を集めた。
特に新鮮な蟹はその場で調理されて提供され、多くの来場者がその味を堪能した。
蟹の価格は1kgあたり約50万〜80万ドン(約3000〜5000円)であり、身が詰まった良質な蟹は「その場で食べたい」という需要を呼び、午後には多くのブースで品切れとなった。
主催者によれば、蟹の供給不足に対応するため、カマウから急送便を手配する店舗も現れている。予想を上回る来場者数を受け、今後は商品の供給体制を強化する方針である。
さらに、会場内では地元料理の職人や著名シェフによる調理実演も行われており、来場者は料理の手法を学びつつ、試食を楽しむことが可能である。
また、南部メコンデルタの伝統音楽である「ドンカータイル」やカイルオンのステージも設けられ、会場の祭りの雰囲気を一層盛り上げている。
本イベントは、都市部の消費者と地方の特産品を結びつける新たな取り組みとして注目されており、地方経済の活性化および観光振興の両面において今後の展開が期待される。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。