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ホーチミン市4区の貝屋通り、世界の道ランキングで10位に選出
<写真:vtv.vn>
英国の旅行専門誌『Time Out』は、「2025年 世界で最も魅力的な通り(Coolest Streets in the World)」ランキングを発表し、ホーチミン市のヴィンカイン通りが第10位に選ばれた。
ベトナムからのランクインは今回が初めてである。
ヴィンカイン通りは旧第4区カンホイ街区に位置し、全長約1kmにわたって海鮮料理を中心とした屋台や飲食店が軒を連ねる。
2018年に市当局が「グルメストリート」として整備して以来、夕方から深夜にかけて多くの人々で賑わう通りとして知られるようになった。
訪れる旅行者は、乾燥イカなどのローカルフードを味わいながら、ストリートパフォーマンスやバイクが行き交う活気ある雰囲気を楽しむことができる。
同誌によれば、評価基準は「地元のリアルな生活に触れられる通り」であるかどうかであり、世界各地の専門家や旅行者の推薦をもとに、食文化、活気、個性ある街並みなどが総合的に審査された。
専門家は、ヴィンカイン通りの魅力について「料理の多様性、手頃な価格、南部ベトナムらしい味付け、オープンな空間の存在」を挙げている。
通りに面した場所では調理の様子を間近で見ることができ、訪問者に没入感のある食体験を提供している。
また、ソーシャルメディアでの拡散を通じて、若者や外国人旅行者からの注目も高まっている。
ヴィンカイン通りは市内観光ツアーのルートにも組み込まれており、「ローカルな雰囲気で気軽に食を楽しめる場所」として人気を博している。
現地ガイドによれば、商業化が進みすぎておらず、過剰な客引きも少ないため、訪問者が安心して滞在できることが高く評価されているという。
市当局は現在、衛生管理や歩道の整備、接客マナーの向上といった取り組みを進めており、グルメストリートとしての質の維持に注力している。
ホーチミン市社会科学人文学大学の専門家は「国際的な評価を維持するためには、価格、品質、サービスの安定と清潔な環境の継続的な整備が不可欠である」と指摘している。
なお、同誌の2024年版においては、アンカイン街区のタオディエンが「最も魅力的な街区」ランキングで世界第16位に選ばれており、ホーチミン市の都市としての魅力が国際的に評価される機会が増加している。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。