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女子中学生の暴力事件相次ぐ、北部では刃物による死傷も発生
<写真:baomoi.com>
ベトナム北部のニンビン省において16日午後、2つの中学校に通う女子生徒同士の口論が暴力事件へと発展し、1人の女子生徒が刃物で刺され死亡するという痛ましい事件が発生した。
事件が発生したのは同日13時頃で、現場はビンミン村の用水路付近である。
ビンミン中学校とキムドン中学校に通う8年生の女子生徒グループが、人目を避けた場所に事前に集合し、私的な対立の解決を目的として話し合いを行っていた。
しかし、言い争いは次第に激化し、ヘルメットを用いた乱闘へと発展した。
その最中に、キムドン中学校の女子生徒が突如として刃物を取り出し、相手の生徒を刺した。
被害者は現場で倒れ、間もなく死亡が確認された。凶器は現場近くの水路に投棄されていたが、警察当局により押収された。
加害者は現場で拘束され、現在は保護者の立ち会いのもと、事情聴取が行われている。
地元当局によれば、加害者・被害者の両名ともに学校での成績が優秀で、日頃の生活態度も良好であったという。
そのため、事件の背景や動機について注目が集まっている。ニンビン省教育訓練局は被害者遺族への支援を目的として、職員を現地に派遣したと発表している。
一方、南部のタイニン省でも中学生による暴力事件が発覚した。
11月25日にハオドゥオック村の墓地において、中学9年生の女子生徒が同じ学校に通う7年生の女子生徒を暴行、その様子を撮影しSNSに投稿するという事件が起きた。
被害者の保護者が警察に通報したことにより事件が明らかとなった。
9年生のQとHは、学校前で待ち伏せしていた7年生のBをバイクで墓地へ連れ出し、そこで殴る蹴るの暴行を加えた。
さらに、別の女子生徒Tに撮影を指示し、その映像は後にソーシャルメディア上に投稿された。
関係した3人はいずれも事件への関与を認めており、警察はQとHに対して行政処分を科した。
刑事責任は問われていないが、当局は「他人の健康を意図的に害した」として行政違反に該当すると認定した。
この事件はインターネット上で広く拡散され、被害者の女子生徒は精神的ショックにより登校が困難な状態に陥っている。
学校側は現在、事実関係の確認と関係する生徒への対応を進めている。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。