おすすめのプロモーション
ノイバイ空港国際線に顔認証導入、保安通過が最短1秒に
<写真:nld.com.vn>
ハノイ市のノイバイ国際空港では、12月19日より第2ターミナル(T2)においてスマート空港モデルの導入が開始される。
顔認証技術および自動化設備を活用することで、出国手続きや保安検査の迅速化と利便性の向上を図っている。
T2では国際線利用者向けに自動チェックイン機24台が新たに設置され、搭乗券の発行や座席指定が可能となる。
加えて、手荷物は自動で計量・タグ付け・預け入れが可能であり、従来の窓口対応を必要とせずに手続きを完了できるため、全体の所要時間の短縮に大きく貢献している。
ベトナム国籍の乗客でICチップ付きパスポートを所持する者に対しては、顔認証とパスポート情報を連携させた生体認証ゲートの利用が可能となり、保安エリア通過にかかる時間はわずか1〜3秒にまで短縮される。
出入国ゲートでも顔認証による再確認が行われており、セキュリティと効率性の両立が図られている。
保安検査場には多次元画像解析機能を備えたCTスキャナーが導入されており、身体検査用には金属・非金属の両方を検出可能な最新スキャナーが設置されている。
これらの機器では、乗客のプライバシーに配慮し、中性アバターを用いて検査画像を表示する仕組みを採用している。
最新技術の導入と並行して、ノイバイ国際空港では従来の有人カウンターも引き続き維持されており、多様な乗客のニーズに応じた対応が可能な体制が整備されている。
さらに、第2ターミナルの大規模拡張工事も完了し、延床面積は約41万2000㎡に拡大した。
チェックインカウンターは従来の24から120へ、手荷物受取コンベヤーは2から8へ、搭乗ゲートは15から29へと大幅に増設され、これにより年間旅客処理能力は従来の1000万人から1500万人へと向上した。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。