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ホーチミンのレロイ通り、景観改修が完了・新たな装いに
<写真:tuoitre.vn>
クリスマス当日の12月25日、ホーチミン市中心部を貫くレロイ通りが景観改修を完了し、新たな装いで市民と観光客を迎えた。
社会化資本、すなわち民間資金を活用した本事業は、12月5日の着工から20日足らずで完成し、年末商戦と祝祭ムードに合わせた迅速な都市整備の好例として注目を集めている。
レロイ通りは、ベンタイン市場からホーチミン市歌劇場まで約950mにわたって延びる市内有数の幹線道路である。
ナムキーコイギア通りやパスター通りといった主要道路と交差し、都市の歴史と景観を象徴する「都市遺産軸」の1つとして位置付けられている。
今回の改修では、老朽化が進行していた沿道建物の外壁が一斉に塗り替えられた。
長年空き店舗となっていたホアンロン・レストランや、コンチュオン・ラムソン広場9番地の集合住宅は、淡いクリーム色や黄緑、青を基調とした配色に刷新された。
コンチネンタル・サイゴンやカラベル・サイゴン、パークハイアット・サイゴンといった歴史的建築と調和する景観が形成されている。
歩道は花崗岩タイルに張り替えられ、中央分離帯や花壇も石張りに改修された。
横断歩道は赤白の高視認性デザインが採用され、植栽には黄色を基調とした花が加えられている。
沿道の店舗もクリスマス装飾を施し、通り全体が明るく華やかな雰囲気に包まれている。
本プロジェクトは、不動産開発を手掛けるカンディエン不動産が提案し、ホーチミン市人民委員会の承認を得て実施されたものである。
完成後は、ホーチミン市建設局による検査と引き渡しが行われている。
ホーチミン市建設局は今回の改修について、単なる美装にとどまらず、公共空間の質を高め、文明的で親しみやすい都市像の形成に寄与するものであると評価している。
民間企業が主体となって公共景観の改善に参画するモデルケースとして、今後は他地区への展開も検討される方針である。
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