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輸出入総額が初の大台突破、通年で9200億ドル到達見込み
<写真:taichinhdoanhnghiep.net.vn>
ベトナムの2025年における輸出入総額が史上初めて9000億ドル(約140兆4000億円)の大台を突破し、通年では9200億ドル(約143兆5000億円)に達する見通しである。
この数値は前年から約1330億ドル(約20兆7500億円)の増加に相当し、関税総局が12月25日に発表した。
輸出額は約4494億ドル(約70兆700億円)、輸入額は約4706億ドル(約73兆4100億円)となり、貿易黒字は約212億ドル(約3兆3100億円)に達する見込みである。
外国直接投資(FDI)企業による黒字が約482億ドル(約7兆5200億円)を占める一方で、国内企業は270億ドル(約4兆2100億円)以上の赤字を計上している。
この貿易成長を主導したのは引き続きFDI企業であり、特にコンピュータ、電子機器、携帯電話およびその部品といった高付加価値品目が中心となった。
FDI企業による輸出入総額は前年比25%増の約6630億ドル(約103兆4300億円)に達し、全体の72%を占めている。
ベトナムは2007年の世界貿易機関(WTO)加盟以降、貿易額の急拡大を続けてきた。
2011年に2000億ドル(約31兆2000億円)、2015年に3000億ドル(約46兆8000億円)、2017年に4000億ドル(約62兆4000億円)、2018年に5000億ドル(約78兆円)、2021年には7000億ドル(約109兆2000億円)を超え、2025年には遂に9000億ドル(約140兆4000億円)に到達した。
これにより、ベトナムの世界ランキングは輸出額で21位、輸入額で20位となり、それぞれ10年前から11〜12ランク上昇したことになる。
貿易相手国としては、中国との取引額が2520億ドル(約39兆3100億円)で最大であり、次いで米国が1700億ドル(約26兆5200億円)となっており、この両国で全体の46%を占めている。
関税総局は、今後もさらなる貿易成長の余地があると分析しており、制度改革、国内企業の競争力強化、そして自由貿易協定の積極的な活用が成長の鍵になると指摘している。
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