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ハノイで拡大する「ご主人様体験」、日本式メイドカフェが若者の間で人気
<写真:phunuvietnam.vn>
ハノイ市を中心に、日本のアニメ文化を体感可能なメイドカフェが若者の間で注目を集めている。
店を訪れた客は「ご主人様」あるいは「お嬢様」として迎えられ、アニメのキャラクターになりきったような接客や会話、ゲームなどの没入型体験を楽しむことができる。
こうした店舗では、スタッフがメイド姿で「おかえりなさいませ、ご主人様」と挨拶し、非日常的な世界観が演出されている。
店内では、コスプレ衣装の試着体験や、アニメキャラクター風の呪文を唱えて料理の味を引き立てる演出なども提供されており、日本文化に親しみを持つ若者に新しい娯楽空間を提供している。
日本発祥のメイドカフェ文化は、2001年に秋葉原で誕生し、現在ではアジア各国にも広がりを見せている。
ベトナムではホーチミン市とハノイ市を中心に、約10店舗が営業しており、近年はTikTokなどのSNSでの紹介動画が拡散されたこともあり、若者の関心が一層高まっている。
ハノイ市にある「Soru Maid Cafe」のオーナーによれば、開業当初は来客数が少なかったが、文化体験としての意義に重きを置き、日本式の接客を尊重しながらも、ベトナムの価値観に合ったサービスの在り方を模索したという。
店内では写真撮影に一部制限が設けられているが、スタッフとの交流や日本語の挨拶、ボードゲームなどを通じて、日本文化に気軽に触れることが可能である。
メイドカフェは単なる飲食の場にとどまらず、社会的な孤立感を緩和し、創造的な自己表現の場としても機能している。
専門家は若者が一時的に現実から離れて自らの役割を演じることで、ストレスの軽減や他者とのつながりを感じやすくなる効果があると指摘する。
一方で、こうした文化を健全に育てていくためには、運営側による倫理的配慮も不可欠である。
接客スタッフに対する教育体制の整備や、ハラスメントを防ぐための明確なルール作りが求められている。
専門家は今後、国際的な文化交流の一形態として発展させていくためにも、ガイドラインの策定や業界全体での基準づくりが急務であると提言している。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。