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ベトナム人の高度人材層、日本で知的労働を志向する動きが拡大
<写真:nld.com.vn>
日本において単純労働に頼らず、語学力や専門知識を活かして高度人材としての就職を目指すベトナム人若者が増加している。
こうした動きの背景には、安定した収入を得るだけではなく、将来的なキャリア構築を視野に入れた「質の高い出稼ぎ」への志向がある。
ハノイ工業大学で経営学を卒業したグエン死は、数百万円にのぼる仲介費用を払って技能実習生として日本に渡る道を避け、日本語能力試験N2を取得した上で、IT企業の事務職として「技術・人文知識・国際業務」ビザで来日した。
初任給は23万円で、現地社員と同水準であり、住宅費や交通費も会社が負担している。さらに、長期的な昇進の道も用意されている。
このように、語学力と学位を活かしてエンジニアや専門職として日本で働く「頭脳輸出」の流れは、目立ちはしないものの着実に広がっている。
かつては貧困からの脱却を目的とした技能実習が主流であったが、近年では長期的なキャリア形成を志向する若者が増加している。
出入国在留管理庁の統計によれば、2023年末時点で「技術・人文知識・国際業務」ビザを取得しているベトナム人は約8万8000人に達し、前年比13%の増加を記録した。
さらに「特定技能」ビザを含めるとその数は約14万人にのぼり、年間で75%を超える急成長を見せている。
このような変化は、ベトナム人労働者の質的向上を示すとともに、日本側における高技能人材の不足と重なり、今後さらなる拡大が見込まれている。
一方で、語学力の壁は依然として高く、短期的な成果を求める層にとっては適さないとの指摘もある。
日本での経験を通じてキャリアを積み、将来的にはベトナム国内での活躍を目指す若者も存在しており、人材の国際循環は新たな段階に入りつつある。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。