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ホーチミンでメトロ2号線着工 都市鉄道網700km構想へ第一歩
<写真:dantri.com.vn>
ホーチミン市は15日、メトロ2号線(ベンタイン〜タムルオン区間)の約11.3kmにわたる建設工事を開始した。
2008年に計画が決定されてから16年を経ての着工であり、2030年までに都市鉄道総延長187kmの整備を目指す市の中核プロジェクトとして位置づけられている。
当該路線は、市中心部のベンタイン駅(1区)から西北部のタムルオン車両基地(12区)までを結ぶもので、全長約11.3kmのうち9km以上が地下区間となる。
地下駅10駅と高架駅1駅、さらに車両基地が設けられ、ファムホンタイ通り、カックマンタンタム通り、チュオンチン通りを経由しながら14の旧行政区を通過する設計である。
本事業は、国会の特別決議第188号に基づく新たな制度を活用し、都市鉄道としては初めて全額をホーチミン市の予算で賄う公共投資型として実施される。
当初はODA(政府開発援助)を財源に、総事業費13億ドル(約2055億円)で2016年の完成を予定していたが、資金調達や手続き、用地取得の問題により大幅な遅延を余儀なくされた。
その後、2019年には総投資額が21億ドル(約3320億円)に増額され、最終的にホーチミン市の予算による事業実施へと方針が転換された。
建設は、ベトナムの地場企業トゥアンハイ自動車(THACO)が主導するEPCコンソーシアムが担う。
路線は無人運転(GoA4)に対応し、指令センターからの遠隔操作により安全な運行が可能となる。
また、本路線は既存の1号線(ベンタイン〜スオイティエン区間)や、将来的な4号線およびベンタイン〜カンゾー高速鉄道との接続も想定した設計となっている。
ホーチミン市は2030年までの完成を目指しており、初期段階では3両編成列車を導入し、最大時速110km、1時間あたり最大1万4400人の輸送能力を確保する計画である。
ベンタイン駅では1号線との乗り換えが可能となるほか、トゥーティエムやロンタイン国際空港方面への接続を視野に入れた広域的な輸送ネットワークの整備が進められる見込みである。
ホーチミン市幹部は本プロジェクトを「都市の構造を再編する中核インフラ」と位置づけており、各駅を拠点とした持続可能かつ利便性の高い都市機能の整備を推進する方針を示している。
2030年までに187kmの都市鉄道網を整備したのち、2035年までにさらに275km、2045年までに239kmを追加し、最終的には都市鉄道網を総延長700kmにまで拡大する構想を掲げている。
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