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ベトナム、現金決済の削減目指す
ベトナム政府は2020年までにATMサービスやPOSシステムの拡大に伴い、現金決済の割合を10%以下、2025年までに8%以下に削減することを計画している。
<ベトナムは2025年までに現金決済の割合を8%以下にする目標だ(Vietcombankより)>
先日、Nguyen Xuan Phuc首相に承認された2030年計画に伴い、2025年までの銀行発展戦略として今回の目標が設定された。
今回の戦略によると、2025年までに、最低でも2~3行の銀行が資産ランキングアジアのベストバンク100に選出されること、3~5行の銀行を外国株式市場に上場されることを目指しているという。
さらに、今回の戦略は地方銀行間の競争促進や銀行部門の透明性の向上、国際水準の銀行になることも目標にしている。
2020年末までに、すべての銀行はバーゼルIIの規則に従い資本を公正に保つ必要がある。バーゼルII(バーゼル新規制)とはバーゼル銀行監督委員会が銀行の競争や透明度を高め、銀行が市場の変化にも対応できるようにと作られた銀行法や規制をとりまとめたものだ。
中央銀行の公正な資本比率の保持するため、首相はベトナム銀行に指示を出し同時に財務省や計画投資省と綿密な計画を立て、中央銀行の資本増加のための政府計画を提出した。
新戦略は中央銀行の独立した権限の改善や金融政策に対する積極性やアカウンタビリティーの向上、インフレーションのコントロール、マクロ経済安定の支援、有限な化石燃料と持続可能な経済成長も目標に含まれている。
今回の戦略は制度面の強化や中央銀行の銀行に対する監督範囲が拡大したという考えることもできる。
銀行に関しては、2018年~2020年にかけての不良債権処理や弱い銀行の不良債権割合を3%以下に保持することなど銀行再建に関するものも戦略に含まれている。
その他には、金融政策に対する法的枠組みや市場メカニズムの基礎、国際水準、外国為替の改善、金に関する政策などの目標も戦略に含まれている。
農村部や貧困な地域の人々が金融サービスや銀行にアクセスしやすくするのも目標の一つだ
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