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ベトナムの上場企業、大半が黒字へ
2018年1月~9月、ベトナム上場企業845社のうち86%が黒字を達成した。
<1月~9月の期間、Vietcombank純利益は15.1%増加した(写真提供:Reuters/Kham)>
金融情報サービス大手「StoxPlus」が運用する株式市場分析のデータベース「FiinPro」によると、11月7日付けで845社の業績が報告されたという。
17行の銀行を含む銀行部門は、最大純利益成長率が39%に到達した。今年上半期時点での成長率は50%以上を記録していたという。
今年、TPBankの貸出伸び率は16.1%、HDBankが15.7%、Vietcombankが15.1%となり、過去最高の貸出伸び率を記録した。
第2位には金融部門が32%の増益、第3位には工業部門が31%の増益を達成した。
電話通信部門は-103%という急激な減益を記録し、建築・原料部門は-24%という2番目の減益となった。
データによると、1月~9月までの時点で、全体の17%にあたる143社が年間計画を達成していたという。砂糖を製造する「Quang Ngai Sugar」は目標の406%、大手農業法人「Hoang Anh Gia Lai (HAGL)」は目標の230%、食品企業の「Vinh Hoan」は目標の167%の増益を記録し、その他複数の企業も高利益を達成したそうだ。
有名企業が成長したにかかわらず、「StoxPlus」のデータによると、ベトナム株式市場の純利益は徐々に減少しているという。昨年第4四半期は成長率が42%だったのに対し、今年第3四半期は9%まで落ち込んだ。
845社の純利益の合計は、前年比の16.6%増の169兆ドン(約8450億円)で、今年の目標の74%を既に達成したという。
上場企業の時価総額はベトナムにあるホーチミン証券取引所(HOSE)、ハノイ証券取引所(HNX)、UPCoM市場の86%を占める。
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