ベトナム航空、ダナン/新千歳空港の直行便就航へ
ベトナム航空は、ダナンと北海道間で現在運航中のチャーター便を格上げし、同区間における定期運航を開始予定であると発表した。ある日本人の関係者によると、今回計画されている新規就航の目的は、投資や観光誘致、貿易の活性化の促進であるという。
今回の決定は、「北海道議会議員」であり、「日越友好北海道議会議員連盟の会長」も務める千葉英守氏の影響が強い。同氏は、2013年度より、ダナンと北海道間の文化交流・貿易・投資の促進を訴えてきた。特にダナン国際空港と新千歳空港間の直行便の定期運航も要望には力を入れており、先日ついに定期運航の実現が決まったのである。
ダナン人民委員会の副議長Ho Ky Minh氏は、「ダナンは横浜、川崎、堺をはじめとする18都市と経済面や技術知識面における協力関係を結んでいる。ダナンと日本の関係は非常に強い」と言う。
Minh副議長は、魚介類の輸送網の確立のため、釧路市にある国際協力機構（JICA）からの支援を受けていた。
＜ダナン国際空港の新ターミナルでチェックインをする乗客（ VNS Photo Cong Thanhより）＞
現在に至るまで、ダナンは総額で5億ドル（約530億円）の費用をかけて、143件に上る日本のプロジェクトを誘致してきた。日本の直接投資で実現したプロジェクトは多く、結果的にはダナンやその周辺地域の住民に約4万もの雇用機会がもたらされた。
昨年度にダナンを訪れた日本人観光客の数は、2013年には4万人ほどであったが、昨年は10倍の40万人を超えている。
http://www.baodanang.vn/english
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