日本、フーコック国際空港の運行管理を支援か

2018年05月04日(金)00時00分 公開
日本、フーコック国際空港の運行管理を支援か

 

日本無線株式会社がベトナム航空交通管理会社(VATM)に資金援助をすることで合意した。ベトナム中南部のPhu Quoc(フーコック)国際空港の発着便の運航管理システムを向上させるのが目的だ。日本無線株式会社は資金援助のほかにも同空港におけるマルチラテレーションシステム(MLAT技術)の提供、設置、管理を担当するとみられる。

 

今回の援助は今年から来年にかけて行われる。日本側はこの援助プロジェクトの一環として、ハノイとPhu Quocにて技術支援とMLATの使用に関するセミナーを開催する予定だ。セミナーにはVATMとベトナム航空局、ベトナム空港株式会社が参加することになっている。

 

ヨーロッパ、アメリカ、日本、韓国、シンガポールといった多くの飛行機が出入りする空港ではMLAT技術はすでに導入されている。

 

MLAT技術は滑走路や空港のターミナルエリアで待機している航空機や飛行中の航空機の場所を正確に把握できる。飛行中の航空機の現在地はどんな天候状態であってもわかるという。MLAT技術の導入によってフライト情報を自動で管理できるようになる上、航空管制室の飛行管理能力も向上する見込みだ。

 

日本無線株式会社は1915年に設立され、主に通信業者向けに無線電信を供給している。また、インフラ整備プロジェクト向けにソリューションサービスを提供している。アジアではフィリピン、台湾、ハノイに支店を展開中だ。

 

日本無線株式会社のMLAT技術は国土交通省航空局から高評価を得ており、仙台空港で初めて導入された。日本国内の9カ所の空港にも同社のMLAT技術が採用される見込みだ。

 

出典:VOVニュース

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