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ベトナム美容市場、新たなブランド参入により市場拡大か

2018年06月13日(水)00時00分 公開
ベトナム美容市場、新たなブランド参入により市場拡大か

ベトナムの美容産業は国際的な美容製品の需要の拡大を捉えたい外資企業にとって魅力的だ。

 

 

ベトナムエッセンシャルオイルアロマテラピー化粧品協会(VEACA)のNguyen Van Minh副会長は「美容市場は年間30%の割合で成長しており、ベトナムは韓国や日本企業などの外国企業にとって将来有望な販売先となりつつある。タイや中国といった新たな参入国も自国の製品をベトナム市場へ拡大しようとしている」と話す。

 

Minh氏は「現在はベトナム市場へ参入しようとしている外資企業にとって良い機会である。消費者は化粧品に対してさらに詳しくなり、国際的なブラントに精通するようになる。それに加えて、昨年ベトナムに滞在している人が化粧品や美容製品に費やした金額総額は60億ドル(約6636億ドル)だ。この金額は2016年の消費額の3倍にあたる」と話す。

 

Nielsenベトナムの調査によると、ベトナムは美容産業にとって今後発展する余地が多いにある。特に現代では商品の流通スピードがますます速くなっており、そこに海外ブランドや国産ブランドを巻き込んでいる。MedicareやGuardian、Pharmacityといった美容品を販売する重要なチェーン店は2017年に急激に拡大した。

 

さらに、2020年までにベトナムの中間所得者層の人口は合計で3300万人となる見込みだ。中間所得者層は美容についてよく知っており、より健康的で高品質なブランドを好む傾向にある。ベトナム国民の新製品を試そうとする意識はタイやインドネシア、フィリピンなどの東南アジア諸国よりもはるかに高い。

 

現在、オーガニック商品やプレミアム商品の人気が高まっている。ベトナム人消費者はより多くの国際ブランドが革新的な技術を生み出すことを心待ちにしている。

 

ベトナムの健康・美容商品の小売業者であるMedicareは美容市場の急速な発展の恩恵を受けている。MedicareのコマーシャルディレクターのBart Verheyen氏は「国内の消費の30%はかなり保守的な考えを持っている。しかし、Medicareは過去数年間で市場平均よりも早く成長している」と話す。

 

2001年にMedicareが設立されてから国内に70店舗展開している。同社は今年中にさらに100店舗を立ち上げる予定だ。

 

Verheyen氏は「Medicareは栄養補助食品や医薬品、皮膚や個人ケア商品、化粧品を含む6000種類以上の商品を取扱っている。弊社は地元消費者に新たな美容ブランドを紹介したり、弊社の商品販路を拡大してくれる販売代理店やパートナーを探している」と話す。

 

韓国国際展示場のDominic Oh監督は「ベトナムは韓国の美容企業が製品やサービスを提供している国の中でトップだ。多くの韓国美容ブランドがベトナムへ目を向けており、特に若者消費者という新たな需要に目を付けている。2017年、韓国企業の約100社がベトナムへ市場調査に訪れていた。今年の6月14日~16日、ホーチミンで開催されるMekong美容展示会においては韓国企業150社の代表団は400ブランドを引き続き展示する予定だ」と話す。

 

展示会の主催者によると、Mekong美容展示会は外国美容企業がベトナムに参入するための経路を作るものだ。韓国の美容企業を除いて、展示会ではイタリア、ロシア、日本、台湾、タイ、中国が参加している。ベトナム、カンボジア、ラオス、ミャンマーから150以上の販売業者が展示会に訪れており、販売元の商品や新たな提携業者を探しに来ているという。

 

出典:VOVニュース

 

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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。


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