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ベトナム首相、ハノイ経済成長のための新たな提言か
ベトナムのNguyen Xuan Phuc首相は「ベトナム発展のヴィジョンを実現するためにハノイでは画期的で持続可能な戦略を行う必要がある」と話す。
<会議でNguyen Xuan Phuc首相が演説する様子>
6月17日ハノイで開催された会議で首相は登壇した。会議は投資と開発に関するハノイ最大の会議で、社会人や投資家を含む1000人が国内外から訪れていた。
首相は「ハノイの発展のための計画を策定する必要がある。Cau Giay省を例に挙げると、同省は経済状態が悪い状態から産業価値が43兆ドン(約2150億円)を超える都市に発展した。効果的な計画を策定したことで国家予算支出を7兆7000億ドル(約385億円)に抑えることができた」と話す。
首相は首都ハノイをベトナムの中でも優先的に発展させることで、第4次産業革命とデジタル経済を先導しスマートシティを生み出すことにつながるとしてハノイに着目している。また、人工知能やデータ科学などの先進分野で活躍できる人材を創出するようハノイ市に呼び掛けている。
首相は「投資家が困難な状況に直面したときに投資支援を行い、投資家のために都市関連の手続きの障害を取り払うことを市に要請している。また、公園やトイレなどの公共施設に注意を払うよう呼びかけ、学校や病院にあるすべてのトイレの十分な整備と行う必要がある」と話す。
同氏は投資家に市のプロジェクトを迅速に実行するよう呼びかけ、地方自治体と投資家に土地の整備と調整をするよう促している。
Phuc首相は過去の社会経済的発展におけるハノイの成長、特に電子政府国家の構築による取り組みを賞賛している。首相はベトナムの各都市がRed River Delta地域と国の経済発展における機関車のような役割を担うことを望んでいる。
今回の会議で人民委員会のHoang Trung Hai氏は「今回の会議ではハノイのビジネス環境の改善を目指すために開かれたものだ。それよって都市経済における企業や民間経済部門を重要な役割に転換することにつながる」と話す。
ハノイ人人民委員会のNguyen Duc Chung氏は「2018年8月1日からハノイはすべての支出や便利なサービスを開始することで新規事業を支援する」と発表した。この提案は2018年7月上旬の第6回市民評議会で発表される予定だ。
同氏は「国内投資は市全体の合計投資額の51.1%を占めている」と話す。市のデータによると、2200のプロジェクトが個人投資家によって進行中で、全プロジェクトの合計金額は1兆ドン(約500億円)以上に及ぶという。
Chung氏は「6月15日、4300人以上の外国人がハノイ市に対して投資を行っており、その投資額は333.8億ドル(約3兆6868億円)だ。2016年~2018年6月までの期間で124.6億ドル(約1兆3762億円)の直接投資を調達している。これは1986年~2015年に記録された値に相当する」と話す。
今回の会議でハノイは他の地域との協力についての覚書を締結している。締結した地域はHa Nam、Ninh Binh、Hoa Binh、Nam Dinh、Bac Ninh、Hung Yen、Vinh Phuc、Hai Duong、Son La、Bac Giangだ。その他にも代理店や組織、投資家なども含まれている。
ハノイ市は投資決定権とライセンスを397.33兆ドン(約1兆9866円)の71プロジェクトに引き渡した。プロジェクトの中には投資総額130兆(約6500億円)以上のプロジェクトが11つ含まれている。
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